慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
インターヒストリー・プロジェクト
歴史によって地域が創られ、地域が歴史を創る。歴史によって理論が創られ、理論が歴史を創る。歴史によって政策が創られ、政策が歴史を創る。こうした共通認識にもとづいて、本プロジェクトは歴史と歴史との際、境界を研究する。
本プロジェクトは東アジアという地域を主たる対象として展開するが、この地域の重要性を念頭に置きながらも、より広く歴史、地域、理論、政策という視点を持つことで、視野の広い、射程の長い研究に臨む基盤を獲得していきたいと考えている。
具体的には、東アジアとそのほかの地域における歴史の重なり合いや、融合、相違を多角的な視点から浮き彫りにすべく、技術、文化、統治、防衛、言語、交易、コミュニケーションといった視点から、各メンバーの歴史観、対象としている地域の人たちがもつ歴史観というキーワードに合致する文献の読み込みを行い、知的な資産を重層化し、議論の幅の拡大・深化を目指していく。