ブログを移転しました
年度が変わり、所属も変わりましたのでばたばたとウェブサイト移転作業をしています。
その第一弾として、ブログをはてなダイアリーに移設しました。
http://d.hatena.ne.jp/oritako/
今後はこちらをご覧ください。
年度が変わり、所属も変わりましたのでばたばたとウェブサイト移転作業をしています。
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博論について村井研で話をしていた1月、osamu先生から「これって匿名性があるからってユーザが安心して使ってたら、後からサービス側が『やっぱりオープンにします』って言ったらどうするんだろうね?」とコメントをいただいたのを思い出した。
ざくっと2ちゃんやブログやmixiコミュを覗いている限り、過去のデータに遡及して適用されることに対する抵抗感が強そうだと感じられた。
サービス側が本人確認できていて、ユーザ間では匿名orハンドル、というサービスの場合、本人とハンドルのひもづけがrevealされる可能性があるわけだ。
平成19年度の科研費、学内使用の〆切が2月末だった。
端数になった場合には、1000円以内の自己資金を加えて立替払いすることになっている。できるだけぴったりの額を使おうと頑張った結果、77円オーバーで終了!
いらないものを買っても仕方ないので、必要な書籍や消耗品を買ったらちょうどよい額になった。公的資金だし、大事に使わなくては。
ちなみに、約46万円は来年度に繰り越しの見込み。以前も書いたが、さまざまな事情によって研究計画が変更になって繰り越すのが認められるので(単にマネジメントに失敗、とかじゃだめみたいですが)、この制度に助けられた部分は大きい。単年度予算はとかく使いづらいけれど、今年はこれでほっと一息。
情報処理学会の2007年12月号、「次世代の女性技術者たちへのメッセージ」を遅ればせながら読んだ。1980年代から今に至るまでの、大変勇気付けられる話の中で、ひときわ目を引いたフレーズがあった。
些細なことだが、博士課程に進んだ理由のひとつが、Dr.なら呼称に男女差がないということだった(村山優子(岩手県立大学),pp1391)
たしかに、些細なことだ。それよりも、研究と育児の両立だとか、女性に機会が与えられることの方が本筋なのだろう。けど、学会の申し込みや宿泊申し込みで「Mr/Mrs/Miss」と区分けされていることへの違和感は、ずっと喉にささった骨のように気にかかる。女性だけが既婚か未婚かを書かされる。やり過ごせるけれど、ひっかかる。近頃では「Mr/Ms」も増えているけれど。これを 「Dr」と書くことができるなら、既婚・未婚どころか、男女の差さえぱっと見て分からないし、どちらにも使える。
Drという呼称はちょっと便利でもあって、相手が男性か女性か分からない外国の方にメールする際に、
Sir/Madam ではなく、 Dr.で書けるのは楽なのだ。
Drの効用がもう一つ。夫と違う姓でも目くじらを立てられないこと。旧姓使用にせよ、事実婚にせよ、相手が「研究者だからねー」と納得してくださるのでありがたい。
科研費をいただいているのだが、どうしても繰越が必要になった。当初予想し得なかった事態があったためにある調査を今年度中に実施するのは、ほぼ難しい。現在、研究支援センターに相談しながら進めているが、参考資料をまとめておこうと思う。
繰越の手引きによれば、まずは気軽に相談してほしい、とのこと。もちろん、自分の予算の使い方がよろしくないという理由では×だが、説得できる理由があれば繰り越せるとのこと。科研費は使いづらくて不正利用も多かったと聞くけれど、こうしてきちんと説得すれば調整できる仕組みがあるのだ。
・ 東京大学「科研費繰越について」(大変参考になる)
http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/public08_j.html
・ 文部科学省 「科研費様式」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/06052616.htm
繰越に関係あるのは、 C-1, C-2, C-3様式
ITmediaのオルタナティブブログにて、博論をベースにした「匿名性」に関するシリーズを執筆始めた。
もちろん、博士論文をそのままコピペでは読むに耐えない。時事ニュースも取り入れたいし、ブログなので他のブログや記事への参照もしたい‥と、そこそこに欲張りに取り組んでいる。
せっかく書いた博論が、誰の目にも触れないのは勿体無いという気持ちと、一方で研究成果を公開し、それに対してコメントがついてしまうことへの恐怖心(大げさでなく)もある。どんな批判を受けるのか、または賛同してもらえるのか。いずれにせよ、これによってさらに自分も学ぶことができるだろうし、なかなかすっきりしない匿名性の議論に対して、ひとつの見方を提供できればと思っている。
なお、博論のブログ執筆については、ARGでも取り上げていただいた。 ARG(Academic Resource Guide)は以前からメルマガを購読しているが、特に研究者の方々のウェブサイトやブログの状況を知ることができ、自分の情報発信意欲も掻き立てられる。
公衆用のテレビホールで、料理番組やお見合い番組を無料で視聴。3分間5000円の公衆テレビ電話。女性パイロット(空軍大尉)のヘリコプターの試験飛行。ガン対策、自然農法、母親のための休暇。格安の海外旅行に手厚い扶養控除。これらが第2次大戦前および戦中に実現されていたことに驚く。なんと楽しそうな生活だろうか?
図書館の新着本棚に並んでいたタイトルに、少し驚きながらも、予想を裏切られた。ナチスの発明といえば、殺戮につながる非人間的なものしか思い浮かばなかったからだ。
著者は前書きの中で、こう述べている。
ナチス時代のドイツは、世界を変えるような発明、発見をいくつも行っている。しかし、その功績は非常に軽く扱われたり、黙殺されていることが多い。(中略)本書は、ナチスの残虐行為を擁護するものでも、ナチスやヒトラーを崇拝するものでもない。ただ、ナチスが何を作り、その背後にはどのような思いがあったのかを明らかにするものである。(はじめにより引用)
なるほど、この本に取り上げられている技術や制度は、今のわれわれの暮らしにも取り入れられているし、すばらしいものばかりだ。いわゆる理工学系の発明だけでなく、社会制度の設計も思い切ったものだ。が、よくよく読んでみると、こんな記述がある。
ただし、この制度をすべての母親が利用できたわけではない。(中略)反ナチスの家庭や、精神障害者を持つ家庭の母親は利用できなかった。(p122より引用)
技術や制度が、どのような意識や大局のもとに配置され、運用されていたのか。一見、国民全体にもたらされる利益に見えながらも、当時差別されていた対象は、さっくりと除外されている。しかし、そんなことなど、該当者以外には見えなかっただろう。該当者になってはじめて、この制度の欠陥に気づくも、それを変えるために訴える権利さえなかったというわけだ。
技術や制度、そしてその運用が優れているほど、最初の方向を間違ったときの影響は大きい。
たとえば、優生学はこの時代、人種差別思想に基づいて、断種や差別の根拠として用いられてきたという。その運用を徹底したのがナチスだったわけだ。あまりに優れた技術や制度を持つがゆえに、方向性を誤ったことに対する犠牲は計り知れなかったことが、歴史に残っている。
すばらしい発明が並ぶゆえに、むしろ、おそろしい。
Amazon.co.jpのインスタントストアを利用して、自分の読書記録をつけ始めた。昨年はG-toolsを使っていたのだけれど、容量が一杯になってしまったので。
随時、読んだものがあれば更新します。
http://astore.amazon.co.jp/penguinsnes0e-22
2007年、あっという間に一年が過ぎた感覚が強いが、振り返ってみると多くのことがあった。このブログ、mixiの日記、本を記録しているサイトなど、CGMは自分の記録の集積としても興味深い。
2007年に読んだ本は約150冊。
図書館で新刊を借りたり、自分で買ってきたりした本。読むたびにG-Toolsというサイトに登録してきた。1月から11月までで143冊。12月はまだ登録していないけれど、数冊読んだ。
2007年最もよく聴いた音楽は"ALFA and OMEGA"(∀GUNDAM ORIGINAL SOUND TRACK Ⅱ)。
2007年後半の平均起床時刻は‥
などと、自分に関する記録はたくさん溜まっているようだが、全てを自分に紐付けはじめるとやや恐ろしくなってしまう。
改めて。2007年の最大のニュースは、博士号取得だ。多くの方のご協力、そしてご支援があってこそ一区切りをつけることができたと実感している。恩返しすべく、ここで一旦定めた自分の軸足を元に、次に向けて頑張って行きたいと思う。実際には、博士号取得の瞬間よりも、博士論文を書きあげたときの方が、達成感が強かったように思う。
次に感謝したいのは、幸運にも科研費(個人)をいただけたことだ。調査研究費や学会への旅費など、大切に使わせていただいている。
今年は初めて、研究発表以外の講演をさせていただいた一年でもあった。謝礼をいただくこともあり、身の引き締まる思いで準備をした。ケース教材の執筆など、今後教職に身を置く上での貴重な体験もさせていただいた。
来年は引き続き、科研費のプロジェクトもあるし、本の執筆やラボの活動もある。気を引き締めて進みたい。
感謝とともに。
20-26日までクリスマス休暇をいただきます。
パソコンから離れますので、メールのお返事が遅くなることをお許し下さい。