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2007年11月 アーカイブ

2007年11月01日

訃報 itojunさん

訃報:萩野純一郎氏
http://www.wide.ad.jp/news/press/20071031-itojun-j.html

WIDEプロジェクトの先輩、itojunさんこと萩野純一郎さんが逝去された。
37歳、急な知らせが信じられなかった。

itojunさんには修論の折、「個人サイトを充実して作っている方」として取材に応じていただいたのが最初だった。お会いしたのは、去年カレーをカーナピーナに食べに行って以来だったかもしれない。一週間前にLinkedInでもつながって、itojunさんのネットワークの大きさに驚いたばかりだった。

技術から離れている私ですら、itojunさんの記憶はたくさん残っている。メールを送ったら、今でも返事が帰ってきそうな気がしている。

言葉が見つからない。

ご冥福をお祈りいたします。

2007年11月06日

フォートラベルケース公開

電子教材配信プロジェクトにて、教材用ケース「フォートラベル株式会社2007」を公開しました

このケースは旅行のクチコミサイトフォートラベルのオフ会をきっかけに、フォートラベル株式会社のご協力を得て作成したものです。教材としてご活用下さい。

さっそく来週、秋山美紀先生の「ネットワーク社会論」にて、フォートラベル野田社長をお迎えして授業です!

2007年11月09日

学会発表のお知らせ

来週11月16日(金)~18日(月)に開催される経営情報学会秋季全国研究発表大会にて研究発表をします。場所は静岡大学。前日にはヤマハのコンサートもあるようです。

11月17日(土)9時30分~11時30分「マーケティング」セッション
折田 明子(慶應義塾大学大学院)「CGMにおける匿名性レベル:リンク可能性および一覧性」

実はこの前日16日は博士論文の最終審査(非公開)。審査が終わってから新幹線にて浜松に向かうスケジュールになりそうです。

2007年11月12日

フォートラベルゲスト授業

秋山さん担当のネットワーク社会論という講義にて、フォートラベルの野田臣吾社長をお呼びして講演をいただいた。内容についてはオルタナティブブログに書いたのだが、裏話的なことをこっちで書こうと思う。

今回のケースを書いたのは、そもそもは私が「トラベラー」としてオフ会に参加したことがきっかけだった。「以前から旅行記を書いていた」という話から、私がSFC出身という話になり、偶然にも、野田社長も私もSFCの5期生ということが判明。旅行記を書こうと思って書き留めていたメモを眺めるうちに、こんなに面白い試みならケースにしようと思い立った。幸いフォートラベルにてご快諾いただき、広報の方への取材や調査を重ねてケースに仕上げていった。

今回は、事前課題を読ませていただいてサマリにしたのだが、ケースライターとしても大変勉強になった。伝えたいことがきちんと伝わっているか、冷や汗をかいたり、新しい視点にはっとしたり。

さて、当日。
ケースライターとしてもだが、サイトを愛するトラベラーとしても興味深く聞いてしまった。
フォートラベルは「匿名とは思っていない」とのこと。ユーザが書いた内容が一覧できる「マイページ」はその人の名刺だし、旅行の履歴を明らかにしているということは、自分を明らかにしていることと同じだと野田さんは言う。旅行の話をするというコンテクストでは、本人の名前や性別よりも旅の経験やクチコミ、履歴なのだ。このあたりもっと考えてみたいと思った。


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2007年11月16日

最終審査

博士論文の最終審査をしていただいた。

慶應義塾大学政策・メディア研究科の博士課程では、博士論文へのプロセスは次のようになっている。結構、長い。


博士候補審査(フォーマル発表)

公聴会(発表)

学位審査委員会設置

最終審査(非公開発表)

(製本・提出)
研究科委員会による投票

論文を書き上げ、主査および3名の副査による非公開の審査が最終審査だ。公聴会の後何度か先生方のコメントによって論文を改訂し、ようやく審査をしていただけることになったのだった。

当日は研究の概要、公聴会からの変更点、先生方のコメントに対する修正という報告をして、質疑となった。相当緊張してのぞんだが、むしろ先生方からこの研究の貢献を教えていただき、今後に繋がるコメントをいただくことができた。一通りの説明が終わると、部屋の外で審議を待つ。20分弱してから呼ばれ、終章の修正を加えること、という説明の後に「合格」をいただくことができた。

普段よりもぴりぴりした雰囲気の主査だったが、最後は「おめでとう!」と笑顔で言ってくださり、副査の先生方からも拍手と握手をいただいた。とりわけ、元主査の村井先生は本当に喜んでくださったように思う。「もう僕たち副査の役割はここまでです。あとは主査が研究科委員会で説明です」と副査の先生方に言われ、いよいよ手を離れるのだということが実感された。

「残るものですから、最後までしっかり仕上げてください」と主査。来週末には印刷をして、製本して提出する。

2007年11月19日

経営情報学会にて発表

経営情報学会秋季全国研究発表大会が浜松の静岡大学で開催された。私は初日(17日)の朝のセッション「マーケティング」にて「CGMにおける匿名性レベル:リンク可能性および一覧性」という内容で発表した。

今回の発表は、EIP研究会での発表を発展させて、CGMの設計に焦点を当てて匿名性の分類をした。例えば、フォートラベルなら全ての投稿は「リンク可能(同一人物によるものとわかる)」であり、かつそれらが「一覧」できるし、2ちゃんねるではIDがつかなければ「リンク不能(同一人物か分からない)」で、かつ一覧できないというように。さらに、それらが場の設計によって変化させられることを説明した。

質問では、ユーザが「このサービスは投稿が一覧されないから安心♪」と思って行動していたら、サービス側が突然の変更をして一覧性が出てきた場合、ユーザはその不都合を訴えることができるのだろうか?という意見をいただいた。そういえば、博士の最終審査の中でも、「ユーザが匿名性レベルを意識して使えるためのポリシーを提示するようになっていくかもね」とコメントをいただいたのだが、これらのコメントは研究成果を世の中に役立てていくためには必要な視点だと痛感した。

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昨年KBSでご一緒した江尻さんと、お昼はうなぎ茶漬けをいただいた。浜松のうなぎは東京のうなぎと開く向きが違うそうで、東京のうなぎは骨がひっかかることがあるけれど、浜松のうなぎではそれがないそうだ。

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搭乗証明書

出張などで航空券の半券を提出するように言われるが、旅の途中だとなくしてしまうことも。
半券の代わりに提出できるのが「搭乗証明書」なので、念のためこれも発行してもらうことにした。

今回の出張はANAなので、ANAの問い合わせ一覧から連絡をし、搭乗証明を希望する旨を伝えたところ、郵送orカウンターでのピックアップということであった。さらに聞いてみたところ、帰着後アライバルカウンターに行って証明をいただけるとか。いずれにせよ、事前に電話でお願いしておく必要がありそうだ。

ただし、コードシェア便で他社運航のものは対象外。

2007年11月26日

博士論文を印刷・製本

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連休は大学にこもりっきりで博士論文を直し、印刷した。土曜の朝に主査からお電話をいただき、終章のまとめ方についてコメントがあったので、さっそくそれを反映。しかし、頭がぎりぎりと煮つまり気味でなかなかいい文章にならない。並行して審査要旨の資料も用意しているのだが、これも第三者に分かりやすくかくのが難しい。

全体を整えてから、土曜の夜は印刷したものを夫に読んでもらった。論文を読んでもらうのは初めてだけれど、だからこそずっと読んでいる人には気づかないミスや表現の問題、図表の相互参照に気づいてもらえた。赤ペンで書きこんでもらったものを抱えて、日曜はもういちどフォーマットから全て見直して(ついでに少しきれいなテンプレートを使って)直していた。‥が!作業中にWordファイルの文字が全て「?????」と化けてしまうトラブルが。バックアップは三重に取っていたので事なきを得たが、1時間分の作業が無駄になってしまった。

すべてそろったところで、PDFを使って一つのファイルにまとめ、印刷。大学院のプリンターが新しくなったのでカラーも早くきれいに印刷できた。200ページの論文を一部ずつ、100円ショップで買ったケースに入れて、トートバッグで持ち帰り。さすがに重い。

今日は製本のために、板橋区のヤマザキ製本所まで論文を持っていった。ここは村井研、國領研の先輩方が「大変良い」と言うところで、何より仕上げが早い!水曜の午後にはできるそうだ。

いよいよ製本に出してしまい、もう修正という作業はない。ほっとした気持ちよりも、本当にこれでいいのかしらんという不安が強い。

2007年11月29日

あとは待つのみ

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博士論文を提出した。
黒い表紙に製本したものを3冊、参考論文(ジャーナル、国際などの論文コピーや別刷り)ファイルを3冊、論文要旨(日・英)、学位申請書、そして履歴書。学事の窓口では私の資料が入ったファイルがあり、チェックリストもあった。タイトルの違いがないか、必要なものが揃っているかをひとつひとつ確認される。この間はとても緊張した。無事に受付されるが、引換券も何も無い。

事前に主査から審査要旨や審査結果が提出されている。

これでできることは何もなし。
12月3日から10日間、研究科委員の先生方に閲覧に供され、12日の研究科委員会で投票される見込みだ。

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