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Drの効用

情報処理学会の2007年12月号、「次世代の女性技術者たちへのメッセージ」を遅ればせながら読んだ。1980年代から今に至るまでの、大変勇気付けられる話の中で、ひときわ目を引いたフレーズがあった。

些細なことだが、博士課程に進んだ理由のひとつが、Dr.なら呼称に男女差がないということだった(村山優子(岩手県立大学),pp1391)

たしかに、些細なことだ。それよりも、研究と育児の両立だとか、女性に機会が与えられることの方が本筋なのだろう。けど、学会の申し込みや宿泊申し込みで「Mr/Mrs/Miss」と区分けされていることへの違和感は、ずっと喉にささった骨のように気にかかる。女性だけが既婚か未婚かを書かされる。やり過ごせるけれど、ひっかかる。近頃では「Mr/Ms」も増えているけれど。これを 「Dr」と書くことができるなら、既婚・未婚どころか、男女の差さえぱっと見て分からないし、どちらにも使える。

Drという呼称はちょっと便利でもあって、相手が男性か女性か分からない外国の方にメールする際に、
Sir/Madam ではなく、 Dr.で書けるのは楽なのだ。

Drの効用がもう一つ。夫と違う姓でも目くじらを立てられないこと。旧姓使用にせよ、事実婚にせよ、相手が「研究者だからねー」と納得してくださるのでありがたい。

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コメント (1)

村山先生らしい一言ですね.先生の人生観が反映されているのだと思います.

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2008年02月15日 10:50に投稿されたエントリーのページです。

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