私たちのセクションは、酒類規制を論ずる際の基礎となる「酒税法」
を受け持った。酒税の歴史や国家財政における酒税の割合など、基礎的な調査を重ね
るうちに、需給調整的性格を持つ販売上の 免許制度・距離規定 を特
に問題視するようになった。自由競争市場を標榜するわが国において、このような参
入規制の存在は許されるものであるのだろうか。プレゼンテーションでは、時間の都
合上発表することができなかったこれらの問題点について、参考文献にあたり、各官
僚の意見を聴取した結果、自らの提言を確立することができたので、ここに記してお
く。