酒類が商品化されたのは鎌倉時代末期のことであった。それが課税の対象になったのは 一時代後の足利時代である。営業免許税的性格を持つ制度として酒税が設けられたのは 1371年。その性格は維持されていたが、明治時代になって、現行と同様の 消費税的性格を持つようになる。 現行の酒税法は、1940年にその原型がある。中でも問題視されている製造免許は 今から100年前の1895年、販売免許は1938年に制度化された。