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新聞社訪問

我々は、情報公開が進まない理由として、行政側に情報を公開する準備ができていないことと、国民の意識が低いことをあげた。その中でも、国民の意識が低いのは情報公開という概念を国民がよく理解していないせいだと考えた。そこで、国民の大きな情報源であるマスコミの一つとして読売新聞社を訪れ、マスコミが情報公開の促進に貢献できる可能性を探ってみた。
以下は、筆者が広報部長の高山さんに直接伺った話による。

  1. マスコミは情報公開法制定の動きに決して消極的ではない
    それを歓迎している感じさえ受けた。むしろ、マスコミの方は、情報公開法が非情報公開法となり、情報を公開しない根拠となることを心配していた。
  2. 情報公開に関する記事を大きくとりあげていないことについて
    意図的に情報公開の記事を載せていないのではない。現状においての情報公開の記事は話題性に欠けるため、それほどスペースを割けないというのが現実のようだ。
  3. マスコミの力には限界がある
    マスコミの力だけでは世論を盛り上げることはほぼ無理であると感じた。新聞社も世論に気遣いながら記事を書いているのである。



Atsushi Kusano
Thu May 8 15:35:48 JST 1997