24539	返信	ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん、百人斬りからどんどん遠くなりますが。	URL	ヒデ	2003/12/01 18:12
ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん、ご丁寧なご返事ありがとうございます。「百人斬り」から遠く遠く離れていきますが、ご勘弁下さい。＞「日本軍の命令と服従について」決定版【南京大虐殺】洞　富雄　徳間書店の中に以下の文章(p297)があります。・・・・以下引用・・・・・長中佐は藤田くん（藤田勇）にこう語ったという。日本軍に包囲された南京城の一方から、揚子江沿いに女、子どもをまじえた市民の大群が怒濤のように逃げていく。そのなかに多数の中国兵がまぎれこんでいる。中国兵をそのまま逃がしたのでは、あとで戦力に影響する。そこで、前線で機関銃をすえている兵士に、長中佐は、あれを撃て、と命令した。中国兵がまぎれこんでいるとはいえ、逃げているのは市民であるから、さすがに兵士はちゅうちょして撃たなかった。そこで長中佐は激怒して、「人を殺すのはこうするんじゃ」と、軍刀でその兵士を袈裟がけに切り殺した。おどろいたほかの兵隊が、いっせいに機関銃を発射し、大殺戮となったという。＞・・・・以下引用終わり・・・・（ヒデ）旧陸軍は中隊単位で動いており、各兵士にとって中隊長の命令のみが絶対であり、長中佐が兵士に「機関銃を撃て」と命じても、その兵士はその命令に従う必要はないのです。それにその時は触れませんでしたが、長中佐が、「ヤッチマエ」の命令を発し、松井石根中支那方面軍司令官に注意されたのなら、当然司令部と行動をともにしており、松井石根大将戦陣日記（南京戦史資料集Ⅱ　p141）の十二月十六日の司令部の位置は南京城より車で５５分の湯水鎮であり、長中佐は、下関で機関銃中隊に命令できるはずもありません。本当にいい加減だと思いませんか。＞＞例えば　「人間の記録　ノモンハン戦　攻防編」恩田重宝　徳間文庫P148より私たちの大隊と一緒に関東軍の辻政信参謀が同行していたんですが、大隊長に代わって指揮をとって＞＞いました。（ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん）第二次ノモンハン事件　７月３日、３時５０分、歩兵第７１連隊（岡本大佐指揮）第１大隊（藤田隊）の渡河が完了し、台上を出発し白銀査干（バインツァガン）まで一気に行く。４時３６分　外蒙古騎兵第１５連隊は日本軍に気づき、信号弾を打ち上げ、第一線として南進した歩７１第１大隊（藤田）は３００ｍの距離で交戦開始。敵を迫撃して一キロ行くと、第３中隊正面１００ｍ前の凹地から戦車出現。５時１０分　藤田大隊長が戦死し、辻参謀が指揮をとる。（ノモンハン事件の真相と戦果―ソ連軍撃破の記録―　小田洋太郎　田端元著　有明書院　ｐ89~90）辻政信少佐は関東軍参謀であり助言はしたかの知れないが、直接的命令は出せない。関東軍においては、辻氏が積極的に提案しても、部員一同が検討し、上司が認可したもので、辻氏の独断で作戦の決定が出きるものではない。この点、松井軍医の回想記にも、当時の現地の兵はかなり誤解をしている。（ノモンハン事件の真相と戦果―ソ連軍撃破の記録―　小田洋太郎　田端元著　有明書院　p226） inti-solさんは、第１大隊長の藤田少佐が戦死され、同行していた参謀の辻少佐が緊急避難的に指揮をとったことをご存じだったと思います。はたしてあなたの引用文は、私に対する反論となるのでしょうか。＞＞おしゃるように、長勇参謀の「ヤッチマエ」は、幕府山事件でのことであったようです。引用しなかったのはちょっと面倒だったからです。ご要望なので、あらためて引用しましょ＞＞う。（ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん）ご要望云々の問題ではありません。論文などを書くときの基本です。引用した文章の内容を全部書いてくださいとは、要求していません。「どの本の何頁より引用した」「どの本の何頁を参照にした」ぐらいは記載してくれませんかね。＞＞長勇参謀の「ヤッチマエ」は、幕府山事件でのことであったようです。角良晴証言が幕府山事件と関係あるのでしょうか。論点がまたまた違う方向にまいりますが、反論しておきましょう。・・・・以下引用　本当はこうだった南京事件　板倉由明著　日本図書刊行会　角良晴証言の全貌 p288~290 角の書簡数通（昭和５８年末より）及び編集長・高橋登志郎氏との問答（昭和５９年１１月）から、簡単に要約。 ① 南京大虐殺は確かにあった。それは自分の証言するこれ一つだけで、他はすべてウソである。絶対に他言してはならない。 ② 日本軍入城時、城内には一般住民は一人も居らず、城内での虐殺は無かった。 ③ 日本軍来襲以前に、住民二十五万人はすべて下関（揚子江の渡船場）に集まり、対岸浦口（角はホウトウと言う）に渡ろうとした。 ④ 揚子江に面した西側城壁はキレイに取り除かれ、挹江門は木の枠だけ残っており、避難民の城内から下関への通行は自由であった。 ⑤ 渡し賃は渡江希望者が殺到して最初五ドルが十ドルになり、最後は三十ドルに上がって貧乏人は払えなくなった。 ⑥ 結局ほぼ半数、十二、三万の住民が渡航できずに下関で第六師団に捕まった。 ⑦ 十二月十七日朝、第六師団から首都飯店の軍司令部情報課に電話があり、下関の支那人十二、三万をどうするか、と聞いてきた。課長・長勇中佐は簡単に「ヤッチマエ」と命令した。 ⑧ 角は事重大と判断して松井大将に報告、松井は長に解放を命じた。 ⑨ 一時間後、再び同じ内容の電話があり、長は再び「ヤッチマエ」と命じた。角には再度松井に止めてもらう勇気がなかった。 ⑩ 十七日、十八日、十九日と角は三度下関を視察したが、挹江門から揚子江に出て（中山碼頭）右折し、五十メートルから下流二キロにかけて幅三百メートル、ギッチリじゅうたんのように詰まった数万を下らない死体があった。 ⑪ 二十日、松井軍司令官は角と自動車で下関に行き、右折して河岸道の死体の上を静かに二キロ往復した。松井はホロホロと涙を流した。 ⑫ 最初の電話は第六師団参謀から、二度目の殺害命令を不審に思った下野一霍参謀長からと思う。下野の回想録（未発見）には「下関の大虐殺は軍命令で師団長の意向ではなく、このことで谷壽夫師団長の死刑は間違いである」と述べられているはずである。・・・以下引用終わり・・・・ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん、角良晴氏の矛盾点は幾つあるでしょう。わかりますよね。試しに答えてみてください。角良晴を引き出したのは貴方ですから。＞＞１．さて長勇参謀は、本間騎兵少尉あるいは相田俊二中佐のどちらに「ヤッチマエ」を命じ＞＞たのかお教え下さい。（ヒデ）＞分かりません。第六師団の「誰」に対して命令を下した、ということは２人の証言いずれにも明らかで＞はありません。（ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん）本間騎兵少尉あるいは相田俊二中佐ともに１３師団山田支隊所属です。どうして第１０軍の第六師団（谷壽夫中将）が出てくるのですか。単純な書き間違いですね。山田支隊（山田栴二少将）は幕府山事件の時点で、第１３師団直轄なのか、上海派遣軍直轄なのかわからないのです。山田栴二日記によれば「１２月１２日午後１時突然、歩兵６５連隊、山砲兵第３大隊、騎兵第１７大隊をつれて南京攻撃に参加せよ」と命令が出、１２月２０日に下関より浦口に渡河します。９日間のみ上海派遣軍直轄になったのでしょうか。その他命令系統一つをとっても疑問だらけの事件なのです。＞＞長が軍司令官の名を使って勝手に出した軍命令によって処刑された、ということでしょう。後で、その命令は取り消されることはなかったし、長が処分を受けた形跡もない。従って、長が勝手に出し＞＞た命令は、結果的に追認されたに等しいと言えるでしょう。（ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん）これだけ疑問が多いのに、何の根拠もなく（証拠も示さずに）断定できる貴方の単純さがうらやましい。このような考え方なら「南京大虐殺」も、「百人斬り」も肯定的にとらえられますよね。皮肉ではありませんよ。実にうらやましいのです。＞＞結局、戦場で投降した、あるいはしようとした敵兵が、その場の勢いで殺されてしまう、というのは南京でもその他の戦場でも(それは、多分日本軍だけの特異な現象ですらなかった)当たり前の光景であり、「百人斬り」競争もその延長線上のことでしょう。（ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん）＞＞しかし現実はどうか。いったん捕虜として受け入れて捕虜収容所に入れた兵士に対してはまだしも、戦場において投降してきた敵兵に対しては、小隊長どころか一介の兵士が独断で殺してしまうことすら当たり前に行われ、それが黙認されていたのが現実です。（ｉｎｔｉ―ｓｏｌさん）「当たり前に、日本軍だけに特異的なことではなく、戦場で投稿してきた敵を一介の兵士が独断で殺してしまった」「戦場での捕虜殺害はあたりまえ」の先をお聞きしたいのですが。だから貴方は何を主張されるのかな。「百人斬り」競争もその延長線上のことでしょう、ではあまりにお粗末な結論ですよ。よーく考えてみてください