32692 | 返信 | 神社新報社に爆笑/日本語表記法について Re:tpkn殿へ Re:正假名遣ひ、正字體を輕視し、莫迦にするキララ殿へ | URL | 森永和彦 | 2005/02/03 20:16 | |
> 正假名遣ひを學べる所 > http://www.jinja.co.jp/kana-kantan01.html これはまさに爆笑ものである。「現代かなづかい」に反対し、「正統表記」を守れと主張している「神社新報社」が、「jinja」とは!神社新報社はGHQの手先か(嘲)。 ヘボン式ローマ字は、徹底した学問的批判により退けられ、1937年に「訓令式」が内閣告示として定められた。しかし、GHQの強い圧力により、文部省は1948年に「ローマ字調査会」を設けてヘボン式を復活させたのである。 また、国際標準化機構(ISO)では、各国の専門家による周到な審議の末に、ヘボン式を退け、1989年に訓令式を国際規格として決定したのである。いまだにヘボン式を使っているのは論外である。 参考 104年かかった標準化 ヘボン式は「GHQの日本文化破壊政策」の産物であろう。「正統表記」を云々しながら、ヘボン式を使っているところに、日本の右翼の本質が現れているといえるのではないか。国連でも孤立したUSAにあくまで追従し、「イラーク戦争は必要だ」と言い続けたり、国際標準化機構で退けられたヘボン式を使ったり、日本の右翼というのは単なる「米帝の家臣」であろう。 さらに酷いのが日本外務省である。日本外務省がパスポート表記につかっているローマ字は、ヘボン式をさらに改悪した「外務省式」であるが、これはまさに「もはや日本語ではない」というしかないほど酷いしろものである。 どこが酷いのか。それはヘボン式から長音記号を取り去っているところである。日本語の表記には長音記号が不可欠であり、長音記号がなければ、 「小村(おむら)」 「大村(おーむら)」 の区別すらできないのである。もはや「日本語ではない」しろものなのである。 あまりに批判が強いため、外務省は「お列長音に限って、OHとの表記を認める」ことにした。しかしこれはさらなる改悪というしかない。 日本語の長音は「おー」だけではない。「あー」「いー」「うー」「えー」はどうするのだ。「ゆ(湯)」と「ゆー(優)」の区別ができないのではパスポート表記の意味をなさないのである。 さらに、「おー」の長音がOHとはどういうことだ。ヘボン式だってそんな表記はしない。Hは「は行子音」であって長音記号ではないのである。「大井(おーい)」をこの方式で表記すれば「OHI(おひ)」になってしまうのである。こんなでたらめな表記はない。 さらに酷いことがある。それは、「おー」をOと表記するかOHと表記するかが本人の選択に任されている点である。「大村(おーむら)」の表記がOMURAとOHMURAの2通りあることになってしまうではないか。一つの名前が複数の表記になってしまうようでは、外務省が表記法を定める意味がない。外務省はあまりに酷すぎるというほかはない。いったい、彼らは日本語を何だと思っているのか。 |
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