34567 | 返信 | Re:教科書、靖国は国内問題か?あるいは教科書、靖国へのクレームは内政干渉か? | URL | 告天子 | 2005/04/24 00:44 | |
> 告天子さん、こんばんは。 こんばんは。 > 元々の私の投稿に「反論」するのであれば、「違反であるかどうか」は重要な論点のはずなんですが。 違反ではありません。 > なぜかといえば、「【実質的意義における条約】である「共同声明」違反という、国際信義に反する行為への抗議なのだから、それは内政干渉に当たらない」というのが私の立論なんですから。 えっ・・・。内政干渉ではあるが、共同声明に違反しているから抗議する、と言うのなら分かりますが・・・。どう見ても、靖国は日本国内にあるし、内政への干渉ですよ?? > まず、A級戦犯を合祀した靖国神社への首相参拝が、共同声明の趣旨に反することではないということを論じていただかないと、反論たり得ないのですね。 中国への侵略を讃えているわけではないので、戦犯と指定された人を合祀しても、問題ないでしょう。 > 「侵略の責任者」を祭り上げる行為そのものを問題にしているわけです。 侵略をしたことを祭り上げているのではないから、問題ないのですよ。この区別が付かないところが、文化の違いである、というわけです。 > あなたのご発言では、この下の部分への反論にならないわけです。 > >> 当然、【国を守るために倒れた人間の慰霊】が目的の神社に合祀し、それを日本の行政のトップがその身分のまま拝み奉るなどは、【侵略戦争の責任者】を【国を守るために戦った英雄】と認識するに他ならず、これは日中共同宣言で日本が約束したこと(過去の戦争は日本による侵略戦争であって、これを反省する)を反故にするに等しい行為なわけです。 反省していることが、かつての日本のリーダーたちを尊敬しないことをは意味しないのです。反省しているなら、罪人とされた者につばを吐き、石を投げるのが当然だ、と信じて疑わないような考え方とは、違うわけです。 日本では、こういう合祀・慰霊の問題と、戦争の責任や罪がどれだけその個人にあったかというような判断は、別の問題として区別しているわけです。罪など一つもなかった、というのであれば、「無反省である」との誹りを逃れませんが、罪を認めて、なお護国の神として拝むことは、日本人の考え方からすれば別段不思議ではないと思います。 > 因果関係の順が逆立ちしていますよ。もともと日本の国際信義に反する行為が原因です。 いや、これは中国が日本人の靖国神社に対する考え方を理解・受容できないという文化の違いに原因があるでしょう。もし中国が寛容な国であるなら、あのような暴力的反日デモなど起こりませんでした。ある行為が国際信義に反している、と判断するかどうかは、明示的に規定されていないのですから、相手の解釈次第です。なので、日本側は「誤解ですよ」と伝えているわけです。 >日本の行為に相手が怒り抗議したとして、自らの行為を顧みずに相手の怒ったことのみ非難するなどということが、正しいはずがないではありませんか。 日本人が中国を非難していると言うより、むしろその暴力的態度を、心底嫌っているのではないかと思いますが。正しいとかどうではなく、暴力性におぞましさを感じているのですよ。 > 殴りつけた相手が怒ったことで相手を責めることが、どれだけ非常識であるかを考えれば、あなたの上記発言の誤りは明らかでしょう。 殴ってもいない相手が、突然「自分を殴った」と、襲いかかってきたら、普通は恐怖するでしょう。 > >違いは残しつつ、大同を求める、というのはまさに日本側が実行していることです。どんなに侮辱を受けても、我慢して中国側の感情を尊重しているのです。 > もともと、相手が起こって当然な真似を、相手の度重なる抗議を無視して継続したのは日本ですね。それに、「違いを残す」事が歴史認識の話であれば、違いを残してしまったら共同声明違反ではありませんか。 共同声明より後に共同宣言があるのであり、中国側も宣言者の一人ですよ?。中国も共同声明違反になってしまいますよ。歴史認識の話であれば、双方違いがあって当たり前で、日本側も「侵略ではない」とか、「反省などするもんか」、などとは言っていないでしょう。 > >>> そのことは、靖国神社参拝や戦犯と指定された人たちの合祀を妨げるものではありません。拡大解釈は、禁物でしょうね、こういう宣言などにおいては。 > >> 上記の通り、拡大解釈でもなんでもないわけです。また、「合祀してはいけない」という文言がないことにも、これまた上記のように何らの意味もありません。 > > さしあたり、中国側は文言そのものに、ズバリ反した行為に走っていますので、危ういことだと思います。 > 上記のように、因果関係が逆立ちしている理屈ですので、明らかな誤りです。 因果関係については、中国側の誤解が原因であると判明したと思います。 > >靖国参拝は、何ら国際の信義にもとるものではありません。信義にもとるとして抗議をしているのは、国際関係の中のごく一部の国々であり、それも、冷静に話し合おうというのではなくして、一方的に日本国内の問題に対して、命令するような形で介入してくるのですから、これこそ国際の信義に反する行為です。 > この部分はあなたの主観、少々きつい言い方をすればただの「感想文」でしかありません。 筋道の立った感想文ならよいのです。 > 「命令するような形」など特にそうでしょう。 ヤメナサーイ、とか命令した中国の外相がいたと思いますが・・・。私の幻覚でしょうか? > >過去について言うならば、中国側から、日本人を過去に陵辱したり虐殺したりして、申し訳ないことをした、反省する、というような言葉は一言もないのですから、信義ということから言えば、まことに残念なことかと思いますが。 > 日中戦争や満州事変のことをいっているのであれば、これも【逆立ちしている】わけです。日本が侵略しなければ、日本人の率辱虐殺もあり得なかった話ではありませんか。 侵略をしたから陵辱しようが虐殺しようが構わない、という意見には到底賛成しかねます。陵辱、虐殺の事始めは、南京の日本領事館での虐殺事件であり、国際社会は中国の暴力にみな怒りました。英国は実力で反撃しました。日本だけが、平和主義で反撃しなかったところ、中国の暴力はますますエスカレートしていったのです。「侵略者なのだから、何をしてもよいのだ」との説は、まさしく、「侵略の戦犯を神として拝むなど、絶対に許さない」とする考え方と共通するものです。すなわち、極端な自己中心主義、そして相手の痛みを全く考えようとしない非人間性です。そして、政治の都合を全てに優先する、全体主義的な性格です。全て、過去現在の中国の行動と一致しているように見えるのは、どうしたわけでしょう?。 > そもそも戦略ミサイルがどこを目標にしているかなど、ミサイルの持ち主が言明する以外確実に判明するはずがないのですね。東風21は、確かに日本を射程に収めていますが、もし仮に【確実に日本を標的にしている】と判明しているのであれば、日本は共同声明違反であるとして厳重に抗議しているはずです。しかし、そんなことはしていないわけです。 抗議などしても無駄なことが分かり切っているからです。 > 従いまして、【中国はミサイルを日本に向けている】は、根拠のない想像にすぎないわけです。 「日本を射程に置いたミサイルが存在している」ことが、根拠ですが?。想像ではありません。射程に収めつつも、日本を狙ってなどいないことでも根拠を出してもらえれば納得しますが、出せないでしょう? > 軍拡なら日本もしているわけですね。 日本の場合、中国に侵攻する能力はゼロですから、防衛を目的とした軍備増強です。配備内容を検討すれば、中国が「侵略」のための軍拡をしているのかどうか、判断が出来るのではないかと思います。私は詳しくないので、その辺りは譲りたいと思います。 > >このたびの暴力デモにしても、平和とはとても思えません。 > 原因は日本の信義違反です。逆立ちさせませんように。 原因が何であろうと、あの反日デモが暴力であることに変わりはないです。 > >>>> では、これら声明において、日本は「何を守ることを求められているのか」。 > >>>> それは「過去の対中戦争が侵略であるという歴史認識を堅持する」事である。 > >>> 何を求められるかについて、全く一方的な、はき違えた意見だと思います。 > >> どうしてでしょうか? > >歴史認識を堅持しろ、などとはどこにも書いてありませんから。 > 書いていなくとも、趣旨はそうでしょう? 趣旨も違っていたじゃありませんか。歴史認識の堅持ではなく、歴史に学んで、平和発展の道を堅持する、です。そして、小異を残しつつも、大同を取ろうですから、「書いてもいないし」、「趣旨も違う」のです。 > 歴史の教訓に学んで、ですね。「日本は中国を侵略した」という共通の歴史認識の上に立っての平和友好ですから、 歴史認識の検事は絶対条件なのですよ。 だから、侵略などこれっぽっちもしてないぞ、みたいなことは日本側は言っていないのですが。 > それと、あなたが示したのは「平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する日中共同宣言」の一節ですが、1972年の共同宣言では「(日本は)深く反省する」としています。反省は一過性のものではなく、継続して反省したにふさわしい態度を取ることが要求されます。 ずっと反省しているのに、中国が暴力に走ったので、驚いたんじゃないんですか。日本では絶えて見たこともないような群衆の暴力に、日本の平和人民は驚愕したわけです。そして、「反省していないからだ」と言われて、唖然とし、そうか、これは今まで反日を煽ってきた朝日新聞などのメディアや左翼の反日言論が「原因だ」、と深く反省するに至ったのです。 >> いや、たとえば日本など侵略されようが知ったことかと、ロシアに有利に取りはからうならば、それは日本の主権の侵害を中国が背後から推し進めることでしょう。ことに中国は、夷を以て夷を制す、という政策を昔から取ってきた国ですから、日本に対してたとえばアメリカをけしかけたりなども、盛んに背後で運動していたようです。国際関係においては、よくあることです。中国のみがそれをしないということは、ないでしょう。 > で、現にしたのですか?ロシアを後押ししたり日本が侵略されようが知ったことかなどという態度を取るような真似を。空想上の中国を対象に議論しても仕方がないと思うのですが。 たとえばロシアに有利に取りはからうなら、と言ったのであり、ロシアの後押しを中国がした、というのは言ってません。この部分は表現が適切ではないので、取り下げます。 > > 悪いことなど何一つしていない、と強弁する国なら、他国のことを非難する資格があるのか、となるでしょうが、日本は核兵器は保有していないし、都市絶滅爆撃などもしていません。抗議が足りないほどです。 > 都市戦略爆撃が発生した当初から、それを行ってきたのは日本であることは、ご存じなかったですか。 都市「絶滅」爆撃、といったのですが。なんで都市「戦略」爆撃、にすり替わるのですか?。 > >認識は共有しているし、しかし、その「認識」とは、 > >(共同宣言)双方は、過去を直視し歴史を正しく認識することが、中日関係を発展させる重要な基礎であると考え > >たとえば、南京大虐殺を「直視し」、「正しく」認識しようとして共同調査をしましょう、という日本側の申し出を、中国は断っていますね? > さて、誰の要請を誰がいつ何回ほど断ったのでしょうか?具体的に示していただきませんと、私としては何とも申せません。 引用(引用元ttp://jpi-kinki.hp.infoseek.co.jp/010_naiyo/032_peace/peace01.htm) かつて、日本の識者何人もが日中共同で南京事件を調査し、事実を検証すればいいではないか、と主張したことがあったが、その際、南京虐殺記念館の朱成山氏は「三十万人以上犠牲者数は歴史的事実として確認済みで、疑う余地はない」「中国が記念館に資料を展示したり、さまざまな調査発表を行うのは、過去の歴史を忘れず中日の友好を促進するのが目的だ。共同研究の是非は、こうした立場に立つ人々によるかどうかが重要だ」と言ったことがある(平成六年七月二十六日・東京新聞)。 ・・・というわけで、反対の立場の意見者の、現地調査はお断りだ、ということを中国側は示しており、これとは別に、調査団が出発しようとしたところ、ビザを取り消された事件もあったそうです。これは、詳しい人の名前とかは、分かりませんが。烏龍茶さんの提示された、石原知事関係の共同研究拒否も、中国側に都合の悪そうな人は拒否、ということで、それこそ「学問研究」に反する態度でしょう。烏龍茶さんの言葉を借りれば、「逆立ちした論理」です。 > 何も知らないくせに「なかったに決まっている」などと政治家の立場で公言するようないい加減な人間は、学術研究の立場からパージされてもあたり前だと思いますが。 石原知事が行くわけではないでしょう。また、「あったに決まっている」と決めつけることにしても、やはり学問研究の立場から「パージされて当たり前」とは言えないでしょう? > ちなみに、笠原十九司著「南京事件と日本人」には2001年の南京大虐殺研究フォーラムの話があり、笠原氏はそのフォーラムで中国側の南京大虐殺研究の権威である孫宅巍氏と意見交換をしていますが、これは「共同研究」に当たりませんか。 当たりますよ。しかし、異なる意見の持ち主を排除するところに、公平な共同研究の基礎が、日中間には成立していない、ということです。 > > 私は、「侵略ではなかった」などとは全然言っておりませんよ?。 > では「侵略である」という認識は虚偽でもなんでもないわけですね?そして、その認識を共有することは暴力でもなんでもなくなるわけです。 侵略に尽きるものではない、といっているのであり、日本人のみが虐殺者、平和に対する罪人であるかのように裁かれることに対しては、偏った認識であり、それを強制されるのは暴力である、ということです。 > 上記の通りです。誰がいつどのような研究を中国に持ちかけ、それが何遍拒絶されたのでしょうか。 上に記しました。中国の言い分を認めそうな研究者なら受け入れるが、反対姿勢の研究者は受け入れない、拒否する、という態度は一貫しており、例外はないようです。あったら、例をお願いします。 > 本日のニュースでは、町村外務大臣が中国に歴史研究の共同を呼びかけるそうですが、そのどこにも「これまださんざん拒否されてきたが」などという文言はありませんでしたが? 日本国としては、共同研究の呼びかけは初めてではないかと思います。今までは、民間ベースでしたから。 国として呼びかけるのは、今回の反日でもの根底にある歴史認識の問題を、それほど重視していると言うことです。「南京大虐殺」が中国の主張通りであったとすれば問題はないのですが、もし仮に、それが大幅な誇張を伴ったものであったとすれば、中国の主張はメタメタに崩れて、メンツ丸つぶれです。 日本側としては、そんなことをさせてはいられないと言うことで、今まで提議はしなかったのでしょう。提議をしようと思えば、いつでも出来たでしょうに。しかし、今回はさすがに困ったので、きちんと調べてはどうでしょう、と申し入れをしたわけです。 > 「侵略戦争の責任者である国際犯罪者」を「国を守るために倒れた英霊として祭り上げる」 事は「美化」でなくてなんでしょう。 侵略を美化するのでなければ、よいのではないでしょうか。戦争の美化、讃美は、中国でもやっていると思いますが。むしろ日本の方が、そういうことにはデリケートなのではないでしょうか。 > してはならないこととして「内政干渉」を批判しているのではないのですか。 何故に、してはならないのか、という理由が、理由になっていないわけでしょう。 > 不当なことなら内政干渉であっても抗議しうる、のであれば、なにゆえに中国を批判するのでしょう。 首相の靖国参拝は、正当なことだからです。殉国の人を祀るのは、不当なことではありません。生前に悪事があったとしても、人間は神ではないのですから、過ちは侵すものです。その罪が絶対に許されない、とするのは、宗教観の違いによるものであり、自己の宗教観や人間観を他国に押しつけてくる中国の言い分が不当だから、批判するのです。犯した過去の罪を讃えているのではないのです。 > >> 誤解がないように申しておきますが、私はその両方ともに、【被害国には抗議する権利がある】と考えています。 > >「内政干渉である」、と言うことも、当然に認められます。 > 内政干渉であると批判することが認められるのであれば、あなたが中国を批判してきた理屈によれば「してはならないこと」になるのではありませんか? ??文意不明です。 > で、誰がいつどのように要請し、どれくらい断られたのですか。 上に示したように、中国の主張に批判的な者は、ことごとく断られてきて、それに例外はなかった、という認識です。 |
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