35121 返信 Re:植民地主義はユートピア思想 URL 水原文人 2005/05/16 12:29
> 水原文人さんの敵愾心の凄まじさには驚きますが、

小林哲夫さんの相変わらずのいい加減な物言いには驚きます。

> 別に私は水原文人さんを馬鹿にするためにこの議論をしているのではありませんから、

ええ。あなたの動機は「ワタシは正しいんだ」と必死で自分に対して嘘をつき続けることですから。最初からそう言ってますがな。


 要するに個人として、人間としての自身にまったく自信が持てない人に限ってなにかと言うと他人相手に自分の優越感を担保したがるわけで、小林さんのなにかというと「異民族との接触の経験を持たない日本人は、決定的に異民族について無知で、今後の国際社会での行動には、この自覚が必要だと思われます」などという、自分もまたその日本人であることを忘れたかのような、そこと自分を区別したかのような発言などは、その典型だと思われます。


> もっと落ち着いて下さい。

極めて落ち着いているから、あなたの嘘や誤謬を冷静に指摘しておりますが?

> 私の言っていることが全くわからない様子ですが、

そりゃ小林哲夫さんのことでしょう。


> 私が、植民地主義というのは、未開民族を文明化するという目的がありましたから、ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い、そのいい例がインドだと書きました。

…とあなたが書いていたから、あなた自身がなにを基準に「文明」と「未開」を区分けしてるのかとお尋ねしただけですけど? インドは「未開民族を文明化するという目的」という偽善的な自己正当化をやっていた「西洋」ではなく、その美名で植民地化された側ですが、「ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い」ということは、その憎しみの主体はなんですか?


さっき書いたばかりのところですけれど、ここをよーく読み直して頂けませんか? あなたが「憎しみが残ることは無い」と言ったその主体はインドですね。で、あなたは「植民地主義」を一方的に「未開民族を文明化するという目的」と断じ、インドは英国に対し「文明化」してくれたことを感謝するのが当然で、憎むことなどあり得ない、と書いたのですよ。まだ理解できませんか?


> 今回はそれでは別の方向から説明します。

「 私が、植民地主義というのは、未開民族を文明化するという目的がありましたから、ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い、そのいい例がインドだと書きました」(小林)

これが植民地主義の一方的正当化、人種差別と他民族蔑視の上塗りでなくてなんだと?

> マルクス主義は労働者の貧困を無くして万人平等を理想として、私有財産を否定した社会を作る思想で、これはユートピア思想の一種でした。

それがなにか?

> マルクス主義を信じた人々の多くは善意の人々で、理想に燃えて革命を目指したのですが、現実に世界で起こったことは、革命による混乱と殺戮による、惨劇でした。

またまた他民族との接触を経験していない日本人の典型みたいに、無知丸出し・誤謬だらけのステレオタイプで歴史を決めつけてますね。現実に世界に悲惨をもたらしたのは、主にスターリン主義ですよ。

> 私はそれはそうなのだけど、「革命運動に命をかけた人々の動機は善意だった」と言うことを忘れてはいけない、と言いたいのです。

植民地主義の場合はそんなことはありません。

> 水原文人さんはこういう考え方は理解できるでしょうか?

あなたの百倍ぐらい理解してますが、なにか?

> さて植民地主義もユートピア思想の一種だとみることは出来ませんか?

出来るわけがないでしょう。


> 「イギリスはインドが野蛮国だったのでこれを植民地にし、半文明国に育て上げ、戦後に文明国に成ったので、独立を許した」というような歴史認識を水原文人さんは絶対に受け入れられませんか?

インド人が聞いたら激怒しますね(爆笑)。


未開民族なんて言われりゃ、誰だってムカつきます。ましてそのようなステレオタイプな決め付けで自分たちが酷い目に遭わされたことまで「有り難く思え、善意だったんだ」なんて言われりゃ、ねぇ。

> 西洋人は野蛮国に文明をもたらして、彼らを幸福にしようという理想に燃えたのだと考えることは出来ませんか?

インカとマヤの滅亡と中南米の植民地化がキリスト教の布教をひとつの目的としていた、つまり多神教の邪教を信じる異教徒に真理を教えるという押しつけでもあったことは最初から言ってますけど?

> 歴史は多面的なもので、人間の悪意だけで見てはいけないと思います。

自己投影もいい加減にしましょうね。歴史を人間の悪意だけで見ているというような低レベルの話をしているのは小林さんですよ。個々の民族には、それぞれに異なった独自の歴史があります。その個々の民族の歴史自体が、そのなかでまた個々人でバラバラの一人一人の人間とその家族の歴史の集大成でしかないのです。どうやったらそうした人間一人一人の体験と記憶の総体としての歴史ということからここまで徹底して目を背けることができるのでしょうか? そうしたステレオタイプだけに基づいた独善こそが植民地主義の悲惨を招き、それぞれの民族主義の勃興を引き起こし、それが暴力的な衝突にまで至ったことに、そろそろ気がついてみてはいかがですか?(繰り返し)

> 歴史を論ずる時には、その当時の価値観ではどう考えられていたか?ということの探求が先ずなされなければいけないと思います。

ええ。そうですよ。ステレオタイプと西洋コンプレックスの奴隷根性に苛まれてそれができてないのが小林さんなんですが?

> (その当時は植民地主義=理想主義)

植民地支配される側にとっての理想主義であったことはありませんが?

> しかしその当時の価値観をそのまま肯定しては、歴史認識に成りえません。
> 現代の自分自身の価値観を投入して、価値判断をしなければ歴史を勉強する意義はありません。

だからこそあなたが「植民地主義というのは、未開民族を文明化するという目的がありましたから、ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い、そのいい例がインドだ」と書いたのが大きな間違いだとさんざん言ってますが?

> 私はここで十字軍の持っていた正義感、布教に命をかけた伝道者の価値観も理解して欲しいという文章を書いたのです。

「植民地主義というのは、未開民族を文明化するという目的がありましたから、ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い、そのいい例がインドだ」と書いたのがあなたですけど?

> 「十字軍の騎士達は正義感をもって遠征した」と書いただけで、奴隷根性だと言われてはたまらん、という気持ちです。

「植民地主義というのは、未開民族を文明化するという目的がありましたから、ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い、そのいい例がインドだ」と書くのはストレートに奴隷根性以外のなにものでもありませんが?


> 文明国に成ったあかしが、不平等条約が撤廃されたことだ、という認識が常識だと私は思っていたのですが・・・。

要するに「西洋に認めてもらった」ってヤツですか。鎖国が終わった直後で他民族との接触を経験していない日本人の典型そのものの無知丸出し・誤謬だらけのステレオタイプから西洋コンプレックスの固まりになっていた福沢の時代の日本人の認識そのまんまじゃないですか。

なんでその「西洋」でも教育を受けてその限界性や問題点、差別性なども十二分に体感している僕が、いまさらそんな劣等感に苛まれなければいけないんですかねぇ?


こうとも申し上げておりますが?

> 水原文人さんのような一面的な植民地主義断罪史観では、

また自己投影の誤読に基づいた無根拠な誹謗中傷ですか?

> 西洋の植民地と日本の植民地の違いを知る手がかりが無いと思います。

そりゃあなたのように独善的な西洋コンプレックスで「日本が悪かったんだ」と言いたいバカにとってだけでしょう。

> 現在の世界でのイギリスに対するインド人の目と日本に対する朝鮮人の目の違いを知るためには、どのような考えで植民地を持ったのか?ということを検討する必要があると思います。

はあ? インド人の目と朝鮮人の目の違いを知るために考えるべきなのは、インド人と朝鮮人のことに決まってますが。であなたが「植民地主義というのは、未開民族を文明化するという目的がありましたから、ある段階で独立を認めれば、憎しみが残ることは無い、そのいい例がインドだ」と書いたんですけど?

僕はたとえばこう書いてますけど?


「文明国」と「未開民族」の区分けにのっとって西洋の植民地主義を「未開民族を文明化するという目的」で正当化すると言うことは、言い換えれば世界を植民地支配しようとした西洋を「文明」の基準とするという、まさに植民地主義者たちの自己正当化の論理の傲慢さに歪められた根本的意識をそのまま追認するものですね。まさに「遅れて来た列強」、かつ「他民族との接触がない島国根性」の日本のコンプレックスそのままの、植民地にされた側の奴隷根性そのものです。

> 日本人にはこの相手国の「民族の誇り」という感情が理解できないので、現在の朝鮮問題についても、わけがわからん、という気持ちのようです。

少なくとも小林さんのように自分の(対西洋の)奴隷根性にすらまったく無自覚である方には、他民族の「民族の誇り」など理解出来るわけもないでしょう。その奴隷根性のコンプレックスの裏返しとして他のアジア民族に対して「支配者」であろうとしたかつての日本人の総体(とそれの引き起こした一連の侵略と「大東亜戦争」)とほとんど大差ないではないか、というのが率直な感想です。

> 中国とは戦争をして、何百万人という人を殺したから、恨まれるのは当然なところがあるが、朝鮮とは戦争をしたのでは無く、むしろ一緒に戦った仲間なのに、何故これほど憎まれるのか解らない、という気持ちではないでしょうか?

「遅れて来た列強」としてその仲間入りを一心に願うというその実奴隷根性コンプレックスのはけ口として、日本が朝鮮民族を支配するだけでなく差別することでかりそめの優越感に浸って来たという、我々の民族の恥ずべき記憶を自ら必死で隠蔽しようとすれば、このような無神経なことも言えるのでしょうね。

> 朝鮮人の憎しみの原因は、植民地にしたのではなく、併合した、という点にあると思います。

違います。日本民族が朝鮮民族を劣等民族として差別し支配することで自己の集団的優越感に耽溺していたからです。その結果、朝鮮民族に対する人を人とも思わない扱いも横行し、それが今でもさまざまな訴えとなってしばしば噴出しているわけです。むろん朝鮮民族は中華文明圏のなかで日本よりも自分たちが優位であるという意識に浸って来た歴史もありますから、ますますもって腹立たしいわけでしょう。

日本民族の総体としては、ぜんぜん善意を持ってつき合ってなんていません。東京で大地震が起これば朝鮮人が虐殺されるような歴史を持って来たのが、日本民族と朝鮮民族の不幸な歴史なのです。


> 水原文人さんは本当に「半文明国」という言葉は聞いたことが無いようですが、ネット検索でちょっと調べてみてもらえないでしょうか?


「半文明国」なんていい加減で差別主義に満ちたタームをなんで「理解」してやらにゃあならんのですか? ネット検索なぞするまでもなく、文字通りの意味ならすぐ分かりますけど? で、それは露骨に西洋中心の人種差別であり他民族蔑視でしかありませんけど?

嘘とゴマカシで逃げ回ってないで、少しはちゃんと他人が言ったことについて反論してくれませんか? 小林哲夫さんがこの投稿で批判しているつもりになっていることのどれひとつとして、僕はちっともそんなこと言ってないんですけど、誤読と誤解はいい加減にしてくれませんか?

小林哲夫さんの一貫したこのような投稿態度は、掲示板で真面目に議論している人々への侮辱でもあります。

掲示板を欲求不満解消の道具に使われるのは、ことその直接の相手にされているこちらにとって大変に迷惑なんですが。