35259 | 返信 | Re:アヘン戦争について | URL | タラリ | 2005/05/24 23:06 | |
小林さんのアヘン戦争に対するトンデモ歴史知識、歴史観が披瀝してあり、驚倒しました。あまり、ひどいので間違いを修正しておきます。 > アヘン戦争はけしからんアジア侵略戦争だと言う見方があります。 > 日本はアヘン戦争の二の舞を見ないために、アジアに侵略しました。 > この時に問題になった「アヘン」という商品について考えて見ます。 > > しかし歴史を理解するためには、あの当時アヘンはどのような性質の商品だったかを知る必要が有ります。 > アヘンと言う商品を例えば「たばこ」と置き換えて見たらどうなるでしょうか? > 現在たばこは健康に害があることを否定する人はいませんが、それを作り売っている人を犯罪者と考える人は居ません。 > たばこ販売を権力で禁止したら、ちょっと行き過ぎと感じないでしょうか? 清朝政府は現に心身を消耗して廃人になるアヘン中毒患者が続出したので、何回めかの禁止令を出し、アヘンの輸入は禁止されました。 > 当時のアヘンが、現在のたばこのような商品と考えたら、アヘン戦争の犯罪性はちょっと違ったものにならないでしょうか? たばこでは廃人になることはありません。全然、性質が違います。 > 当時の英国国内でアヘンは禁止されていませんでした。 > シャーロックホームズを読むと、一件落着のあとアヘンを吸って休息するホームズの描写があります。(1900年ごろのこと) > ワイルドはアヘンを「人間が発明したものの内での最高の物だ!」と礼賛しています。 いいえ、イギリス国内でも禁止されていました。ホームズがアヘンを吸飲するところを見つけた人が麻薬に浸って冒されているのか!と驚き、心配したと描かれています。 ワイルドはボードレールを愛好し、倫理よりは快楽を求め、刹那的な美の世界を礼賛したの詩人です。現代でもアーチストやヒッピなどがマリファナを愛好するのと同様な特殊な事情です。 マリファナが合法である国も存在しますが、日本では許されていません。日本にマリファナを持ち込めば不法な密輸入であり、持ち込んだ人は逮捕されます。 > 禁酒法でアルコールを禁止したり、モルモン教ではコーヒーを禁止したり、人間は精神に影響を及ぼす商品を禁止したり、礼賛したりして来ています。 > > アヘンもそのうちの一つでした。 特殊な宗教・宗派が禁制品を定めるのとはわけが違います。国家の主権において禁止されているのを破るのは主権に対する侵害です。 > こういう風に考えると英国が、中国の一方的アヘン焼却を怒って、戦争をしかけた気持ちが少しは解らないでしょうか? それが解るひとは異常でしょう。 小林哲夫さんは中国が自国民の健康を守るためにアヘン禁止令を出したことに反対し、イギリスの密貿易を処罰し、自国の経済を守る措置に反対しています。 イギリスは単に茶の代金を払うためにアヘンを売りつけたにすぎません。金もうけのために戦争を起こしたのです。 当時、イギリス議会においてアヘン戦争に対して 「その原因がかくも不正な戦争、かくも永続的に不名誉となる戦争を、私はかつて知らないし、読んだこともない。今私と意見を異にする紳士は、広東において栄光に満ちて翻った英国旗について言及された。だが、その旗こそは、悪名高い禁制品の密輸を保護するために翻ったのである。現在中国沿岸に掲揚されているようにしか、その旗が翻らないとすれば、われわれはまさにそれを見ただけで恐怖を覚え、戦慄せざるを得ないであろう。」 という批判があったのを知りませんか。 > 上のようなアヘン論を私が書いたら、これを「アヘン戦争肯定論」だと読みますか? 全面的なアヘン戦争肯定論です。 これだけアホなことを言える人は問答板投稿者多しといえども他にいません。 左右両翼多士済々といえどもアヘン戦争を擁護する論客は小林哲夫さんしかいません。 > 私の意図は歴史を複眼的に見ようという提案なのですが、歴史の常識の別の面に目を向けると、途端にその一面だけしか見えなくなる人が多いことを問題にしている、ということが理解いただけないでしょうか? > 小林さんが複眼とやらで見たりするときはいつもとんでもない結論が出て驚かされる。 小林さんだけは、なるべく、まっすぐにものを見て、素直に考える必要がある。 |
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