鎌倉清和学園
目的
精神薄弱者福祉法に基づき、入所もしくは通所にて、その更生に必要な指導、訓練を利用者の自発性を促しつつ行ない、社会参加、社会復帰を目指しています。
援助を必要とする障害者といえ、自主的に、自由に生きる権利、欲求を持っており、清和学園における生活も、一般家庭のリズム、スタイルに可能なかぎり近付けて行きたいと思います。
生活・作業
地域社会と隔絶することなく、地域の人々に支えられ、ともに暮らして行きたいと思います。町の中での体験をゆかたに採り入れ、日常的に近隣の商店・美容室・喫茶店等を利用し、公的交通機関を使っての外出・登降園を行なっています。また、レクリエーションを兼ねて近くに畑を借りての農作業・県立フラワーセンターの草とりやあき缶回収等に取り組んでいます。
能力、適性に応じて工芸(鍋敷き)、造形(七宝焼、手すき葉書)、手芸(マスコット、靴拭き)、切手および園外実習の5グループに別れ作業に従事しています。
利用者の作った物は地域のバザー、中・高の学園祭等で販売され、収入は利用者のみなさんに還元され、そのことによって作業に取り組む励みとなっています。
行事・レクリェーション
主な行事:清和祭・旅行・キャンプ・納涼大会・海水浴・運動会・
クリスマス会・愛護交歓会
清和祭や納涼大会、運動会には多くの地域の方やボランティアの方々に参加していただき、ともに楽しい一時を過ごしております。
踊りや歌も月2~3回ボランティアの方に楽しい中にも厳しく指導していただき、年2回ほど市のふれあいステージや交歓会でその上達ぶりを発表しています。
調理は園内で行なう調理実習のほか、地域のボランティアのお宅に伺い、食事づくりやおやつづくりを楽しんでおります。
園の概要
定員 入所(女子) 30名
通所(男・女) 20名
デイケア 若干名
職員 施設長 1名
事務員 2名
栄養士 1名
調理員 5名
指導員 19名(看護婦)
(嘱託医) 1名
誕生会 毎月末日 行事食を作成し、当該月者を祝福する。
ミーティング 毎月1回 職員が引率し、利用者の買物・昼食・おやつ
等を食べ楽しい一時を過ごす。
花見 4月初め 年度初めの行事として、新人の歓迎と花見を
兼ねる。
清和祭バザー 4月末 園の創立を記念し、利用者の作品販売と保護
者会のバザー・地域の交流をはかる。
ハイキング 5月 新緑の季節、心身の健康保持のためのハイキ
ング。
ふれあい 5月末 横須賀三浦地区の施設・作業所等の合同運動
体育祭 会、互いの交流を深める。
一泊旅行 5月 保護者ともども宿泊の旅行。社会見学も含む
キャンプ 7月 野外訓練のひとつとして一泊で実施。
納涼大会 8月末 盆踊りを兼ねて地域との交流をはかる。
鎌倉市慰安 9月中旬 鎌倉市主催の障害者に対する日帰り慰安旅行
激励大会
運動会 10月中旬 地域・保護者・ボランティア等秋の一日に運
動を通じて交流をはかる。
ハイキング 10月 秋の行楽の季節、心身の健康保持のためのハ
イキング。
ふれあい 11月 鎌倉市主催の社会福祉の啓蒙。当園としては
毎回日本舞踊を披露する。
クリスマス会 12月 利用者たちが自分でおやつづくりをしてクリ
スマスの交歓をする。
餅つき大会 1月 成人になる利用者を祝って餅つきを実施する