整数と浮動小数点数を表現する型には、次のように記憶容量と表現できる範囲 や精度の異なる複数の型があります。
型 | 記憶容量(bit) | 表現範囲 |
---|---|---|
byte | 8 | -128〜127 |
short | 16 | -32768〜32767 |
int | 32 | -2147483648〜2147483647 |
long | 64 | -9223372036854775808〜9223372036854775807 |
char | 16 | 0〜65535 |
型 | 記憶容量(bit) | 表現範囲 | 精度 |
---|---|---|---|
float | 32 | 絶対値が2の104乗未満 | 10進数で約7桁 |
double | 64 | 絶対値が2の970乗未満 | 10進数で約16桁 |
一つの式の中に整数と浮動小数点数がある場合の計算規則は次のようになりま す。
整数や浮動小数点数の値を別の型の値として使いたいときは、キャスト (cast)します。キャストは次のように書きます。
( 型 ) 式例えば、int 型の変数 x に対して、(double)x と書くと、x の値を浮動小数点数に変換したものになります。浮動 小数点数を整数型変数にキャストする時は,小数部分が切り捨てられた整数に 変換されます。