これまでは、小さなプログラムを書く練習をしてきましたが、もう少し大きな プログラムを書くことに挑戦してみましょう。一人で書くのは大変ですから、 他の人と協力して作ります。
何を作るかは自分達で決めます。最初はできるかどうかは気にせず、アイデア を自由にふくらませましょう。いくつかアイデアが出たら、先生や TA/SA に 相談して、実現可能か検討しましょう。
先輩の作品集を見て、参考にしてください。
作品を見ただけでは、それがどんなに素晴らしいプログラムか、どれだけ苦労 したかが伝わらないことがよくあります。それを分かってもらうためには、詳 しいレポートが必要です。レポートは次のような構成で書きましょう。
LaTeX を使うと、複数人で分担して文書を作ることができます。まず、次のよ うな骨組みだけの文書 minipro.tex を作ります。
\documentclass{jarticle}
\title{スーパーデラックスじゃんけんゲーム}
\author{
藤沢花子, 9999999, s99000xx \\
湘南太郎, 0000000, t99000yy
}
\date{\today}
\begin{document}
\maketitle
\section{はじめに}
\section{作品の説明}
\section{プログラムの説明}
\end{document}
|
次に、章の内容を分担して別のファイルに書いていきます。例えば、 /home/s99000xx/minipro/hajimeni.tex に
これはコンピュータとちょー豪華にじゃんけんをするゲームです。 |
\subsection{起動方法}
次のようにして動かします....
|
\documentclass{jarticle}
\title{スーパーデラックスじゃんけんゲーム}
\author{
藤沢花子, 9999999, s99000xx \\
湘南太郎, 0000000, t99000yy
}
\date{\today}
\begin{document}
\maketitle
\section{はじめに}
\input{/home/s99000xx/minipro/hajimeni.tex}
\section{作品の説明}
\input{/home/t99000yy/minipro/setsumei1.tex}
\input{/home/s99000xx/minipro/setsumei2.tex}
\section{プログラムの説明}
\end{document}
|
自分の書いた部分を校正するときなど、一部分だけプリントしたい場合は、不 要な行の頭に % を付けてから platex コマンドを実行す ると、% の付いている行はコメントとして無視されます。