『複雑系入門』は、当時修士1年だった井庭崇と、学部4年生だった福原義久が、 友人の強力なサポートのもとに、作成したものです。執筆には約半年をすべて注ぎ込みました。ほとんど学校に泊り込みの状態でした。
本文中のイラストは後輩の木田さんに、 Latexのスタイルファイルは友人の平川君に作ってもらいました。 また、内容や文章の校正にも、多くの友人がかなりの助けをくれました。みんな、ありがとう!
ここでは、そんな『複雑系入門』の執筆の風景をセキララに紹介したいと思います。
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【いば 編】
苦笑いの男
著者の一人、井庭崇です。顔に思想ならぬ死相がただよっております。
おにぎりを喰らう
衣食住が大接近。
【ふくちゃん 編】
仕事してるっぽい
著者の一人、福原義久。執筆当時、学部4年生。本文執筆のほか、図版をAdobe Illustratorで書いたりした。
もう酒無しじゃやってらんない
原稿があがらず〆切がまたまた延びたので、やけになる福原。車に積んであった 正体不明の一升瓶の酒を飲む。
ちょっとごきげんに
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酒でちょっとご機嫌に。後ろにいるのは溝江くん。赤入れしてくれた上、福ちゃんの愚痴に付き合ったとか。
【あっこちゃん 編】
イラストを描いてくれたあっこちゃん
本の中のかわいらしいイラストは木田敦子さんに描いてもらった。当時学部3 年生。彼女の絵は好評で、学内コンピュータのガイドブックなどでも 多く挿絵を描いている。
あっこちゃん お絵書き中
【特別編:イラストができるまで】
このときのイラストの作成過程を紹介しましょう。
まず著者の井庭が「こういう絵を描いてくれ」という依頼を出します。
すると、「キャラクターはどんなのにしましょうか?」ということで、いくつか提案がきます。
「じゃあ、このキャラでお願い」というふうに伝えると、いよいよコンピュータで清書。ここまでは手描きで、それをスキャニングして、Adobe Illustratorで線を起こしていくという方法をとった。 そして、完成したものが次。
こんなふうにしてイラストを作成していきます。
ちなみに、案の段階では、けっこう冗談の絵もあったりします。たとえばp.207にある親子の絵は、いろんな2人組みの案がありました。もちろん、巨人の星っぽいものや、宇宙人、バカップルなどの絵は採用されませんがね。
次のものは、p.128のイラストのキャラの試行錯誤段階。
【Special Thanks! 編】
Latexのスタイルファイル作成
『複雑系入門』用のLatexスタイルファイルを作成してくれた平川泰之くん。
たくさんの人に赤入れしてもらいました。
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【睡魔 編】
限界を超えて
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限界を超えて作業しているため、家に帰る力もなく、机でくたばるか、床に寝袋で寝るか・・・
しかし、容赦なく〆切は近いし、やることは残っているし・・・
ま、そんな生活でした。最近はこういう風景が日常化したから恐い。(^_^;)