"Design Your Learning!" Dialogue Workshop @SFC

2010.10.25 Monday 23:18
井庭 崇




ワークショップでは次のことを行う。

参加者は「自分が体験したことがあるパターンのリスト」の紙と、「自分が今学期取り入れたい5パターンのリスト」の紙を手に持って歩く。

自分が今学期取り入れたいパターンを、すでに体験している人を探す。ただし、ふだんから話す機会がある友達は避ける(この機会がなければ話さないと思われる人と話す)。

体験している人を見つけたら、体験談を聞き、「体験談の概要」と「その人の名前」をメモする。1パターンあたり、何人も聞く。

逆に、自分の体験したパターンについて、体験談を他の人に話す。

このようにして、ワークショップ中に、5パターン分すべての体験談を集める。5パターンそれぞれ最低1人は違う人の体験談が入るようにする。

ルールは、たったこれだけ。所要時間50分。


ワークショップは、(僕らが予想した以上に)かなり盛り上がっていた。

自分の体験を生き生きと話す。そして、自分が取り入れたい「学び方」を実践している人から話を聞く。

誰でも何らかの「学び」を日々実践しているので、知らない人同士であっても、必ず何らかの共通点や、理解しあえる差異があるものだ。特に、同じキャンパスにいる学生同士なので、重なる部分はさらに多くなるはずだ。

学習パターンが、コミュニケーションのメディアとなり、ふだんはなかなか語らない/聞くことがない各人の「学び方」に関するコミュニケーションが誘発される。これが、このワークショップの肝である。

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[Serene Bach 2.20R]