とにかく一度全体を書き上げるということ

2010.12.13 Monday 11:19
井庭 崇



この修正は、仕上げの微修正という感じではなく、大手術(抜本的な構造改革)となる。小説やエッセイの場合と異なり、論文の場合には特に大きな手術となる。論文では、思考や出来事の時間的な流れとは別の構造でまとめあげる必要があるからだ。だからこそ、“「書き上げた」は道半ば”(学習パターン)なのである。


修論、卒論、研究会論文など、「書く」ことに取り組んでいる人も多いと思う。

とにかく一度全体を書き上げる。そして、それを修正していく。

このことを心の片隅におき、まずはどんどん書いてみるといい。

そう書いている僕自身、「とにかく一度全体を書き上げる」べき原稿をいくつか抱えている。がんばりたい。

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