『思想地図β』が出版されました。ぜひ多くの人に読んでほしい。

2010.12.21 Tuesday 22:54
井庭 崇


東浩紀さんたちの『思想地図β vol.1』image[]が出版され、著者献本が届きました。ありがとうございます!

単に編集に責任をもつというだけでなく、自ら出版社も立ち上げ、本が完成して出版されるところまできたというのは、本当にすごい。相当に強い意志を感じるし、その創刊号に参加させてもらえたことを光栄に思う。

image[shisochizubeta.jpg]


僕が出たのは特集のひとつ、パターン座談会。

特集第二部 パターン・サイエンス
「パターンの可能性――人文知とサイエンスの交差点」
 井庭崇+江渡浩一郎+増田直紀+東浩紀+李明喜


この座談会は、まず人選がユニーク。「学習パターン」など、新しい領域で実際にパターン・ランゲージを作成してきた井庭。著書『パターン、Wiki、XP』のなかで、ソフトウェア分野におけるアレグザンダー思想の影響について論じた江渡さん。複雑ネットワークの研究者である増田さん。pingpongプロジェクトのデザイナー李さん。そして、司会として東さん。普通じゃないでしょう?(笑)

特集の扉にも書かれているように、この対談は「『パタン・ランゲージ』のクリストファー・アレグザンダーの現代的評価を巡り真っ向からぶつかりあい、各々のパターンへの取り組みの違いが鮮明になるなど、大変スリリングなものとなった」。実際、まさにこのような衝突によって、それぞれがどこにこだわっているのかが明示的に語られた貴重な対談である。

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[Serene Bach 2.20R]