2010年を振り返る:研究成果・発表一覧

2010.12.31 Friday 00:00
井庭 崇


2010年も、あと1日で終ろうとしている。

ということで、今年一年間を振り返ってみることにしたい。


今年は2月末にアメリカから帰国し、春からは大学でのいつもの日々に戻った。

昨年一年間かなり自由に研究生活をしてきた影響で、日本での日常に戻るのに結構苦労したが、以前よりも「自由であること」にこだわり、生活の再設計を試みた。

できないことはちゃんと「できない」と言う、やりたくないことは「やりたくないと思っている」ことをちゃんと伝える、〆切のある仕事を自らつくらないなど(これら自体は、賞賛できることではないけれども……)。

過去の経緯からなんとなくやっているということも、本当に必要なことかを考えて、必要性を感じないなら、やめるようにした。

それでも、日々いろんなタスクが積み重なって、アップアップするときもある。そうなったら、優先順位の低いものから整理して、なるべく自由の「のりしろ」をつくるように努力する。


このように「自由であること」にこだわったのは、それが今の自分にとって、知的な探究や創造をするための必要条件だと感じたからだ。

そして、その自由な時間のなかで、本を読む時間を増やし、人に会って話す時間を増やし、考える時間を増やし、自分がそのとき心からやりたいと思う研究・創造に取り組む。

結果としては、表面的なプロダクティビティは下がったが、知的には実に豊かな一年だったと思う。そして、来年への勢いがついていると思う。


今年の研究成果・発表は、以下のとおり。

書籍関連では、東浩紀さんにお世話になった一年だった。

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