井庭研B1(パターン・ランゲージ)は、どういう人に来てほしいのか
2011.01.14 Friday 10:29
井庭 崇
そんな本気のプロジェクトに、自分は参加できるのだろうか?
そう思うかもしれない。しかし、このプロジェクトが面白いのは、共通の前提知識やスキルが特にないということ。パターン・ランゲージの知識は、SFC-GC(グローバルキャンパス)で映像が公開されている僕の授業「パターンランゲージ」で4月までに身につけてもらうとして、それ以外に何か特別なスキルが必要なわけではない(でも特殊なスキルを持っていたり、センスがいい人も大歓迎!)。
だから、シラバスに書いてあるテーマ・内容をすべて理解できなくても、どこか感覚的にビビッときたなら、この研究会への参加を考えていいのだと思う。
でも、ひとつだけ、とても大切なことがある。
やると決めたら、とことんこだわり抜いて、やりきること。
これに尽きる。
すべての研究や創造と同じように、実践知をパターン・ランゲージとして記述する活動も、99%は地味な作業だ。その地味で大変な作業にへこたれず、さらにもっとクオリティを上げるんだ!というこだわりを持ち続ける。そういうことができる人に来てほしい。
映画監督の宮崎駿さんがよく言う。映画をつくるというのは、一見きらびやかに見えるけれども、実際にはものすごく地味な作業の連続。「映画をつくっている」はずが、「映画につくらされている」という感覚をもつのが常だ、という。
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