「シミュレーションデザイン」2011年度春学期シラバス

2011.04.28 Thursday 21:17
井庭 崇


「シミュレーションデザイン」
(創造技法科目-ナレッジスキル:14160)※週2コマ4単位科目
【開講】火曜日3・4時限@慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)
【担当】井庭 崇、古川園 智樹
※東日本大震災の影響で、今年度春学期のSFCの授業は5月からの開始となります。そのため、授業が開講される曜日が一部変則的になっています。

■ 主題と目標/授業の手法など
複雑で動的に変化するシステム―――例えば生命や社会など―――を理解するためには、それに見合う道具立てが必要になります。そのような「思考の道具」として、本科目では「コンピュータ・シミュレーション」に着目します。コンピュータ・シミュレーションとは、理解したい対象の仮説的なモデルをつくり、そのモデルをコンピュータ上で動かしてみることで、その理解を深めるという方法です。
 本科目では、どのようにモデル化を行い、どのようにプログラムを構築するのか、どのようにシミュレーション実験を計画し、どのように実行・分析するのか等を、講義と演習によって身につけていきます。最終的には、各自の学術的研究で活用できる力をつけることを目指します。
 学期を通じてテーマとして取り上げるのは、「ネットワーク科学」(Network Science)の研究です。近年、自然や社会における物事の関係性の構造に共通の特徴があることがわかり、「スケールフリー・ネットワーク」として注目を集めています。授業では、スケールフリー・ネットワークの生成原理をめぐるシミュレーション研究等を追体験します。
 本授業の内容・手法は、個別学問分野に特化したものではありません。自然科学、社会科学、人文科学、工学、芸術・デザイン、数学など、あらゆる分野の人を歓迎します。

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