井庭研究会2007年度夏休みの宿題

2007.08.14 Tuesday 19:33
井庭 崇


井庭研の今年の夏休みの宿題は、「ウェブと社会の未来を考える。」がテーマだ。ここで紹介することにしたい。



井庭研究会 2007年度夏休みの宿題
「ウェブと社会の未来を考える。」

時代感覚をつかみ、未来を想像し、じっくり考え、自分なりのヴィジョンを生み出し、そしてそれを書き上げるという能力を身につけてもらうため、以下のような夏休みの宿題を設定します。よく読んで、しっかり取り組んでください。

Aさん「井庭研ってどんな研究をやってるんだろう?」
Bさん「調べてみようか。えっと、「井庭研」っと。」
    (Googleで「井庭研」をキーワードに検索。)
Bさん「研究室のホームページがあったよ。どれどれ。」
Aさん「へぇ、こういうことをやってるんだ!」
 ・・・

 このように、今日知りたいことがある場合には、まずウェブで調べるということが日常的に行われています。しかし、ほんの十数年前、このようなことはまったくありませんでした。というのは、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)というものが存在しなかったからです。いまではごく当たり前の存在であるため、そのような時代は想像できないかもしれませんが、WWWは実はごく最近の社会技術なのです。
 ここ十数年で、世界は大きく変わりました。情報通信のひとつの技術にすぎなかったインターネットが、社会的なインフラとして不可欠なものになりました。そしてその上に、新しい社会が構築されているのです。そこではオープンなコラボレーションなど、従来では考えられなかった可能性も見え始めています。

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