2012年度春学期「シミュレーションデザイン」シラバス

2012.03.16 Friday 12:03
井庭 崇



【文献読解】
●『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(井庭崇, 福原義久, NTT出版, 1998) 序文、第1〜3章
●『Simulation for the Social Scientist』(Nigel Gilbert, Klaus Troitzsch, Open University Press, 1999) [『社会シミュレーションの技法』, ナイジェル・ギルバート, クラウス・G・トロイチュ, 日本評論社, 2003] 第1・2章
●『動きが生命をつくる:生命と意識への構成論的アプローチ』(池上高志, 青土社, 2007)
序章、第1〜3章、第8章


■■■ 第3回(4/24) 生成的プロセス Generative Processes

「つくることで理解する」という構成的理解が行なわれているのは、コンピュータ・シミュレーションによる学術的研究だけではありません。作家が物語をつくるときにも、ある種のシミュレーションを行いながら構成的な理解をしているようです。そのような作家の言葉をみてみましょう。

【文献読解】
●『創造性とは何か』(川喜田二郎, 詳伝社, 2010)
●『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです:村上春樹インタビュー集 1997-2009』(村上春樹, 文藝春秋, 2010)
●『ものがたりの余白:エンデが最後に話したこと』(ミヒャエル・エンデ, 岩波書店, 2000) 第I章
●『出発点 1979〜1996』(宮崎駿, 徳間書店, 1996)[『Starting Point 1979-1996』(Hayao Miyazaki, VIZ media, 2009)]


■■■ 第4回(5/8) アブダクション Abduction

新しいアイデアを「発想」するということはどういうことなのか。そのようなことに取り組んだ人に、チャールズ・S・パースという人がいます。彼は、これまでの論理学でいわれてきた「帰納」(induction)と「演繹」(deduction)に加えて、「アブダクション」(abduction)というものがあると考えました。アブダクションとはどのようなものか、そして、創造的思考とどのような関係があるのかについて学びます。

[7] << [9] >>
-
-


<< NHKスーパープレゼンテーションの初収録……緊張した!
2012年度春学期「社会システム理論」シラバス >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.20R]