2012年度春学期「社会システム理論」シラバス

2012.03.16 Friday 12:03
井庭 崇



社会システム理論は非常に難解な理論ですが、授業ではできる限り噛み砕いてわかりやすく説明します。また、映像や演習の時間なども設け、より楽しく実践的に学ぶ場にする予定です。前提知識等は必要ありません。学年も問いません。未来を切り拓いていきたいと思っている人は、ぜひ一緒に学びましょう。


【教材・参考文献】

教科書として以下の2冊の書籍を指定します。授業進行に合わせて読んでいきます。

●『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法【リアリティ・プラス】』(井庭崇 編著, 宮台真司, 熊坂賢次, 公文俊平, 慶應義塾大学出版会, 2011)
●『Fearless Change: Patterns for Introducing New Ideas』(Mary Lynn Manns, Linda Rising, Addison-Wesley, 2005)

また、各回に使用する文献や関連する参考文献は、各回の説明のところで示してあります。必要なものについては適宜コピーを配布します。


【履修上の注意】

●毎週、英語で文献を読み、そのサマリーを提出するという宿題を出します。
●講義中のPCの使用を原則禁止とします。


【授業計画】

■■■ 第1回(4/9) イントロダクション

目的と内容、および進め方について説明します。ニクラス・ルーマンの提唱した「社会システム理論」の魅力はどこにあるのか? また、社会的創造の潮流や、創造的なコミュニケーションのメディアについて概観します。


■■■ 第2回(4/16) 創発的な出来事としてのコミュニケーション

社会システム理論では、社会の構成要素は人ではなく「コミュニケーション」であるといいます。ここに、社会の捉え方に関する理論的革新があります。しかも、その「コミュニケーション概念もこれまでとは異なる捉え方をします。それがどのような捉え方なのかを理解します。

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