Creative Reading:『探求の共同体』(マシュー・リップマン)

2014.12.30 Tuesday 00:28
井庭 崇



システム理論の性質上、どうしても、一般的な創造を語らざるを得ず、それゆえに説明が抽象的になりわかりにくくなるのであるが、上述のリップマンのような説明を介することで、少しは理解がしやすくなるかもしれない。まず、「探求」は、いまはない何らかの結論に至るということであるから、僕の言う意味での「創造」と同義である。それゆえ、上述の「探求」は「創造」と読み替えて読むことができると考えよう。ある「探求」(創造)が始まると、絶えず「疑念」(問い)が生じ、それらの疑念が次々に「解決」されていく(問いに対する答えが発見されていく)。これが発見の連鎖ということで描きたい創造プロセスの姿である。

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