瞑想とオープンダイアローグ:ティク・ナット・ハン『ブッダ「愛」の瞑想』を読んで

2018.03.09 Friday 09:41
井庭 崇



「水を飲みながら、『今、自分が水を飲んでいる』という事実に気づいているなら、そこには『気づき』があります。英語では「マインドフルネス」といいます。マインドフルネスは、仏教でいう「念」のこと。漢字を見ると明らかなように『今』に「心」がある状態です。息を吸いながら、自分が息を吸っていることに気づいているなら、そこにはマインドフルネスがあります。マインドフルネスとは常に、『何かへの気づき』なのです。」(p.85)


ここは、読んでいて「おおーっ!」となった。「いま・ここに生きる自分に気づく」ということがマインドフルネスであり、それを漢字で書くとき「念」という字が出てくるのであるが、そこで少し離れた感じがいつもしていなのだが、確かに「今」と「心」から成り立つ字であった。なるほど〜、面白い。


『ブッダ「愛」の瞑想』(ティク・ナット・ハン, 角川学芸出版, 2014)

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