新しい授業スタイル「ダイアローグ型授業」のススメ

2018.03.22 Thursday 23:31
井庭 崇



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この授業では、僕は、学生のレベルに変に合わせることなく、ゲストの方と本当に話したいレベルで話して盛り上がる。内容によっては、学生によっては意味がよくわからないところも出てくるかもしれない。その自分がわからないことを、対談者同士が異様に盛り上がっている、というのを目の当たりにする(理解できなくて悔しい)ということを経験するということも大切な学びのうちだと思っている。もちろん、言葉や概念を説明なしに使っては、わかるものもわからないので、そういうものは適宜解説を入れたりする。そういう中で、理論や概念についての理解も深まる。いわゆる座学のモノローグとは違う、ダイナミックな話のなかで、そういうことを学ぶのである。

学校での授業でも、もっと、こういう「ダイアローグ型」の授業があってもいいんじゃないかと思う。

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