別様でもあり得たことへの眼差し (機能分析とは何か? 後編)
2008.04.25 Friday 23:48
井庭 崇
まとめると、機能分析の第一の意義は、顕在的機能だけでなく潜在的機能にも目を向けて考えることができること、第二の意義は、対象となる機能を満たす「現にあるもの」を、別様でもあり得た偶発的(コンティンジェント)なものとして捉え、機能的等価物を考えるきっかけを与えるということなのだ。
【References】
●『社会システム理論〈上〉』image[](N.ルーマン, 恒星社厚生閣, 1993, 原著1984)
●『ルーマン/社会の理論の革命』image[](長岡 克行, 勁草書房, 2006)
●『新社会学辞典』image[](森岡清美, 塩原勉, 本間康平 (編集代表), 有斐閣, 1993)
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