『ネットワーク科学への招待』が出版されました!

2008.07.26 Saturday 23:50
井庭 崇


image[Book-NetworkScience150.jpg]僕も1章書いている本が出た。

『ネットワーク科学への招待:世界の“つながり”を知る科学と思考』(青山 秀明, 相馬 亘, 藤原 義久 (共編著), 臨時別冊・数理科学2008年7月号(SGCライブラリ 65), サイエンス社, 2008)

この本は、雑誌『数理科学』でリレー連載していた論文を、まとめたものだ。日本におけるネットワーク科学の著名な研究者たちも参加している。目次は以下のようになっている。

I 序論
 ネットワーク科学とは

II 物理・数理
 非線形科学と複雑ネットワーク
 振動子ネットワークの引き込みと体内時計
 複雑ネットワーク上のランダム・ウォーク
 複雑ネットワーク上のコンタクト・プロセスへ向けて
 6次の隔たり:ある計算

III 生物・生態
 毒性の進化と「小さな世界」
 遺伝子発現ダイナミクスの統計則
 生体ネットワークをどう研究するべきか
 生体内相互作用ネットワークの数理モデル
 複製細胞の反応ネットワークダイナミクス
 生態ネットワークのダイナミクス

IV 経済・社会
 社会ネットワーク分析とは何か?
 スモールワールドの検証とフラクタルモデル
 見えざる経済構造:企業ネットワークと企業ダイナミクス
 生産ネットワークの大規模構造と連鎖倒産
 イノベーションの創発ネットワーク:光触媒研究におけるコミュニティ形成とその機能
 イノベーションネットワークと地理モデル

V 情報
 情報通信ネットワークが持つべき特性

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