学習パターンプロジェクトの進捗報告
2008.07.30 Wednesday 23:50
井庭 崇
そして、学期末には、それまで考えてきたことを、最終的にどのようなカタチにまとめていくのかについて議論した。パターン・ランゲージには、これがベストという決まった形式があるわけではない。C・アレグザンダーによる建築のパターン・ランゲージは叙述的に書かれているし、ソフトウェアの世界では項目別に整理されて記述される。各パターンをどのように書くかは、誰が読むのかということや、そこで何が語られるのか、ということと深く関係している。さらに、パターン・ランゲージは、たいてい数十?数百個のパターンから構成されるので、それらはカタログの形式でまとめることが多いが、それをどのようにまとめるのかということも考えなければならない。
議論の結果、「学習パターン」が本当に有効活用されるためには、次の二点について考えるべきだ、ということになった。
(1)50?100個のパターンからなる分厚いカタログ冊子はほとんど読まれないだろう。どうしたら読んでもらえるかを考えるべき。
(2)「SFCらしい学び」の支援であれば、履修選択の時期だけでなく、学期中絶えず参照できるようにすべき。
この二つのポイントを考慮して、次のようなアイデアや方向性がでてきた。
● A4サイズではなく、手帳くらいのサイズにして、厚さも薄くする(そして、ウェブに載せる情報と冊子に入れる情報を選別する)。
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