数理と社会 2回目
1.数の役割
1)順序付け、数え上げ
一対一の対応。どんな集合も順序付けられる。現実には有限集合のみ。いくらでも大きな数を必要とする。巨大数の例はつぎのHTMLを参照。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9946/number.html
番号付け。コード化。表示に数字だけでは十分でないとき文字も用いる。古くは文字を数字に代用していた。
http://math1.edu.mie-u.ac.jp/~kanie/students/nyoko/sotuken3.htm
2)計算
数字の形が計算を簡略にする。インド数字。ゼロの発見。数字に関してはつぎを参照。
http://lechiffre.free.fr/page_som.html http://www.aii-t.org/j/maqha/thaqafa/arqam.htm
十進法。2進法。暗号。Cipher の由来。
2.四則演算
1)足し算、引き算
2)掛け算
九九の役割。
3)割り算、分数(通分、約分)
4)暗算 そろばん
5)負の数
6)数の体系 (−1)×(−1)=1 はなぜ?
3.レポート課題(次々回提出)A、BまたはCを選択すること。A4、2ページぐらいにまとめる(1000〜2000字)。
A) 数の読み方がいろいろな国で異なる。対比してみよう。フランス語やドイツ語やアラビア語など、興味をもっている外国語で調べてみよう。日本語と比べて利便さを考えてみる。
B) Mathphobia (数学嫌い)に治療法はあるのか。いろいろな人が意見を出している。WEBなどで調査してみよう。自分の意見も付記するように。
C) リンドパピルスの問題を考えてみよう。
1)高さが250キュービット、底の一辺が360キュービットのピラミッドの勾配をもとめよ。(高さ1キュービットに対して何キュービットかという問題)
2)諸君に語られたとせよ。10ペフスのパン100個を15ペフスのパンに換えようとする。何個と換えられるか。つぎのようになせ。10ペフスのパン100個は15ペフスのパン150個と交換される。それはいずれも10ヘカトである。(これは何のことをいっているのか)
3)諸君に語られたと仮定せよ。袋の中に同じ重さの金、銀および鉛がはいっている。そしてそれは84シャッチーで買ったのである。各貴金属の重さは何ほどか。金、銀、鉛1デーベンの値はそれぞれ12、6、3シャッチーである。