その他

 


電話(モジュラージャック)

 アメリカでは日本と同じ形のモジュラージャックを採用しているのでほとんどの場合そのまま日本で使っていたモデムが使えます。特に何も持っていく必要は無いと思います。ただホテル等では簡単に電話機などからジャックがとれないようになっている場合が多いそうなので音響カプラも持っていくか取り外すために工具を持っていくかしたほうがいいと思います。ホームステイ先ではまず問題なく日本の製品を使えるはずです。回線の品質はあまりよくないのでたまに切れたりということもあるかもしれません。
 しかしヨーロッパでは国によって、場合によっては同じ国でもジャックの形が違うので注意が必要です。日本の物をそのまま使うことはできないので変換プラグか音響カプラが必要になります。理想としては変換プラグなのですが極性や電圧が違ったりしてうまく使えないことがあるそうなので初心者は音響カプラも用意することをおすすめします。変換プラグは秋葉原等で売っていると思います。音響カプラは最近ではあまり売っているのを見ませんが僕は秋葉原のツクモインターネット館で1万5千円くらいで買いました。(注ツクモインターネット館はツクモパソコン本店2になったそうです。)音響カプラでの通信は2400〜4800bpsくらいしかでないものだと思って下さい。僕のものでは28800bpsまで大丈夫とありましたが実際は9600bpsから先では接続できないことがあったり途中で接続がとぎれたりと問題続きでした。

電器製品の使用

 電器製品の使用ですがアメリカは110〜115Vということで日本の100Vの製品(ひげそり、ドライヤー等)はそのまま使えます。しかしトラブルを避けるためにも変圧器は持っていった方がいいと思います。コンセントのさし込みの形は日本と同じ物かまたは、日本と同じ物にアースのついた物が主流です。一部には他の物もあるそうですが見たことがないので特に準備はいらないと思います。
 ヨーロッパでは国によっては240Vを採用している国もあるので変圧器が必要です。またコンセントのさし込みも場所によって違うので変換コネクタが必要になります。もし変圧器を忘れたら日本から持っていった電化製品は絶対に使わないで下さい。ショートして大変危険です。ある人がイギリスでCDを聞こうと思ってCDラジカセをコンセントに差し込んだら爆発(?)したという話もあるくらいです。絶対にやらないで下さい。

インターネット

 海外からインターネットを使うということですが、一番簡単なのは現地のプロバイダーと契約することです。といっても高校生で留学している人や短期間の人には契約するのが難しいこともあると思います。そこで日本で契約できるものということですがこれにはいくつかの方法があります。
 ひとつはNiftyを使う方法です。CompserveのIDを取得すれば世界中のCompserveのアクセスポイントを使用してNiftyにアクセスできます。Niftyにアクセスできればもう後は簡単にInternetにアクセスできるはずです。
 もう一つの方法は海外にアクセスポイントを持つプロバイダーと契約することです。僕はこの方法でInternetを使用しています。詳しい接続方法は各プロバイダーによって違うと思うので詳しくは書きませんが僕のプロバイダーのInfosphereの場合は北アメリカに304カ所その他にもヨーロッパ主要都市等にアクセスポイントを持っています。使い方はきわめて簡単でTCP/IPの設定やユーザIDをちょっと変更して現地のアクセスポイントに電話をすれば今までと全く同じ環境が手に入るという仕組みです。Infosphereこのサービスには全く追加料金がかからないのでおすすめです。ちなみに通信速度は28800bpsまででISDNは使えませんが充分使えます。アメリカでは日本で使っているモデムはそのまま使うことができます(一部例外があるそうです)。その他の地域でも使うことができることが多いそうです。ただ前にも書きましたがモジュラージャックの形状や、電源の電圧には気をつけて下さい。それとホテルやオフィスなどでは回線に高電圧がかかっていてモデムを壊すことがあるそうです。それを調べるモデムセーバーというのもあるそうです。

 98年12月現在では他のプロバイダでもローミングを行っています。KDDやAT&Tのサービスを見つけたので調べて見たのですがこれらは通常の料金のほかに一分あたり10円程度かかるので長期の方にはあまりおすすめできません。AOLは料金的にはよいのですがなかなかつながらないと言う話を聞いたことがあります(でも間違いなく使えます)。

国際電話

 海外から日本に電話をかける場合のことですがホームステイをしている場合は注意が必要です。ホームステイ先にしてみれば国際電話をかけられると自分のところに請求がくるというのは気持ちのいいことではありません。そこで国際電話をするときはクレジットカードを使うか(例KDDスーパージャパンダイレクト)国際電話のできるプリペイドカード(KDDスーパーワールドカード)を使うかコレクトコールをする事をおすすめします。そうでなければホストファミリーにきちんと料金を払うことを伝えて許可を得てから使うことです。料金はオペレータに聞くか翌月送られてくる請求書をみて払ってください。僕のお薦めはプリペイドカードです。使いすぎの心配はありませんし、公衆電話からも使うことができます。価格は会社によって違いますがだいたい3000円で最低30分は話せるみたいです(アメリカ本土からの場合)

DVD

 PS2の発売によって日本でもDVDが一般的になってきました。しかしDVDには海外のソフトが再生できないという問題があります。これはリージョンコードの違いとテレビの方式の違いから起きます。北米はリージョン1日本ヨーロッパは2です。リージョンが違うと再生できないのですが、同じリージョンでもNTSC(日本)とPAL(ヨーロッパ)という方式の違いからヨーロッパと日本の間でも互換性がありません。よって 海外からDVDソフトをお土産として買ってくるのは避けた方がいいでしょう。またVHSであればアメリカの物は日本でも再生できますが、ヨーロッパの物は再生できません。日本の紹介ビデオをヨーロッパ方面に持っていこうという方は注意して下さい。


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