調査内容と調査方法の検討

調査内容の検討

  • 調査には、既存資料などを活用した「2次調査」と、自分自身で既存調査では得られないデータや生の声を集める「1次調査」があります。ここでは、主に1次調査について説明します。
  • レコメンデーション・サービスを構築する際、主に「サービスの利用者(クライアント)に関する情報」と「利用者に提供する商品に関する情報」とが必要になります。
  • サービスの利用者に関する情報
    • 個人属性:年齢、性別、氏名、居住地、職業、世帯の形態、など。
      • 最近では、氏名などの個人が特定できる個人情報を使わずに、それ以外の個人属性のみを使ってレコメンデーションを行うサービスもなされています。
    • 嗜好:普段の生活(食事、買い物など)で好きなもの・嫌いなもの、ライフスタイル(環境重視派、仕事重視派、など)、生活価値、など。
    • 過去の行動履歴:過去に(クレジットカードなどで)購入した商品の履歴、一日・一週間の生活行動・交通行動、買い物合計金額、満足度、滞在時間、など。
  • 利用者に提供する商品に関する情報
    • 商品属性:価格、生産地、生産者、出荷日、消費(賞味)期限、商品加工地、販売会社名、など。
    • 施設属性:施設外観・内装、設立年・供用開始年、規模(面積など)、施設利用料、最寄り駅からの距離・時間、一日の利用客数、利用客の滞在時間、周辺土地利用、など。
    • 地域属性:人口特性(常住人口、従業人口、年齢別人口、産業別人口、など)、社会経済特性(地価、物価、犯罪発生状況、など)、など。
  • 作業仮説の設定
    • どのような属性の利用者にどのような情報を提供すると効果的なのか、という作業仮説を列挙し、整理する。
    • 利用者属性や商品購入などとの関連性を可視化します。
  • 調査対象地域・サンプル数・調査期間の設定

調査方法の検討

  • 事例調査
    • 既存事例を文献やインターネットなどを通じて調査します。
  • 観察調査
    • 定点観測や移動観測により、施設や地域の状況を調査します。
    • デジカメデジタルビデオ観察記録シート?を使った調査方法等があります。
  • ヒアリング調査
    • 特定の個人や団体に対して、あらかじめ質問事項を用意し、過去の経験などからサービスのニーズや社会的意義などを聞き出します。
    • デジタルビデオICレコーダヒアリングシート?を使って調査記録のログをとる方法があります。
  • インタビュー調査
    • 比較的少数の個人やグループに対して、商品の購買動機やブランドイメージなど、定性データを調査します。
    • デジタルビデオICレコーダインタビューシート?を使って調査記録のログをとる方法があります。
  • アンケート調査
    • 比較的多数の個人やグループを対象に、購買行動や生活行動、居住特性などのデータを、アンケート調査票を使って定量的・定性的なデータを取得します。
    • 質問紙を使った調査やWeb調査、マークシート調査などがあります。
  • 行動調査
    • 交通行動・生活行動や、施設内での移動など、人の行動を調査し、滞在時間や出発・到着時刻、移動特性などを明らかにします。
    • 代表的な調査方法として、パーソントリップ調査やアクティビティ・ダイアリー調査、移動軌跡調査などが挙げられます。
    • 質問紙を使った調査GPSを使った調査デジタルビデオを使った調査があります。


参考文献

  • 酒井 隆(2004)『マーケティングリサーチハンドブック』、日本能率協会マネジメントセンター。

まずはフィールドに出てみよう


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Last-modified: 2009-01-13 (火) 22:35:47 (3842d)