これはジェロームにある「House of Joy」というちょっと変わったレストラン。 週末しかオープンしない、崖っ縁にあるレストランです。しかし、窓やドア等、 外から見えるような窓ガラスにはすべてカーテンや紙が貼られており、外から はいっさい見えないようになっています。そして、数ヵ月先まで予約でいっぱ い。予約以外のお客様はご遠慮下さい、とドアにも紙が貼られています。ちょっ と、ほんとうにお化け屋敷みたいなのですが、なぜこんなにも人気なのか、そ れは料理に評判があるからなのだそうです。タイクマン夫人も、まだ来たこと がないけれども、いつかは来てみたいわ、とおっしゃっていました。
日本にも炭鉱の閉鎖によりさびれていった町は多くあります。こうしてヒッピー と言うのかアーチストというのか私には良くわかりませんが、ちょっとクレイ ジーといいますか、フリースピリットな人々を上手に取り込み、再びこうして 人が集まるような町になったというのは、ちょっと注目してみる価値がありそ うです。