Napa Valley

これは今、大はやりの「ナパバレー」にてのワンショット。ちょうど収穫ピー クの一歩手前にやってきたようで、葡萄畑には立派な実がたわわとなっており ました。サンフランシスコから車で1時間ちょっとではあるけれども、ナパと サンフランシスコとは全く気候が異なります。山脈をはさんで内陸にあるこの 一帯は、9月になっても強烈な直射日光がふりそそぎ、はやくも秋の香りが漂 うサンフランシスコから来た人にとっては夏に逆戻りしたような印象すら与え るのです。

葡萄園脇、カエルのまねしてがに股で撮ってみました。

さて、この日我々は急遽借りたトヨタ・カローラを快適に走らせ、難なく101 に乗り、快調な出発を遂げたのですが...予定としては8:30過ぎにサンマテオ を出発、101号からゴールデンゲートブリッジを通過し(北上ルートはフリー ですし)、かっちょよくナパ入りを果たそうとした我々の計画は、気がつくと ベイブリッジ(つまり80号線。ベイを渡りオークランドから北上するルート) の上にいたという具合で、あえなく挫折しました。しかしそこは「柔軟性」 (いいかげんとも言う)に富む我々のこと、「ゴールデンゲートブリッジは霧 だらけだもんね、こっちでよかったんだー」とあたかもこちらを選択したかの ように迷い無く前進。途中、サクラメントに行きそうになりましたが、 みごとなリカバリーを果たし、10:00直前にダウンタウンに到着。

本日のゲストは、現在ここナパで飛行機の運転手の訓練を受けている私達の友 人。ダウンタウン近くで彼をお迎えし、今日の案内役を命じたのでした。まず、 みかちゃんの強力な希望により「Frog's Leap」というワイナリーへ直行。こ このワイナリーは有機農法で育てた葡萄がウリだとかで、ゆえに値段も少々お 高めの商品を出しているのだそうです。事前に判ってはいたことですが、予約 がないとワイナリー見学はできないため、とりあえず行ってみようと言うこと で行ってみましたが、やはりClosedのサイン。しかし、何故かそのClosedのサ インの板が倒れている。見なかったことにして、とりあえず中に入ってみよう ということで転倒しているClosed看板を突破、しかしやはり誰もいない。まあ 仕方ないか、というわけでここのシンボルである風見「カエル」をみかちゃん は激写し、私とゲストは葡萄を数粒失敬してみました。

Frog's Leapのトレードマーク、飛んでるカエルの看板

いくつかのワイナリーでは、ワインテイスティングができます。フリーの所も ありますし、3ドルや5ドルのチャージをとるところもあります。カウンター越 しにワイナリーの人たちとワイン談義に花を咲かせるのが楽しみ方のようです が、ワインのワの字も知らない私は、まずはワインのテイスティング方法から 教わることに。まずグラスに注いでもらったら、手でグラスのふたをし、ぐる ぐるグラスを回してみます。手をはずし、鼻をグラスの淵に近付けると、ワイ ンの匂いがふんわりグラスから溢れ出てきます。それまで気付いたこともなかっ たのですが、ベリーの匂いやバニラの匂いがするものあるのです。へえー、な るほどね、ワインにもいろいろあるんだわ(当たり前だが)と感心するのは最 初のうちで、2杯めで既に私は認識能力を失っていました。

「空気を入れるんです」とワインテイスティングの方法を教えてもらうが。

教訓:ワイナリー回りをするなら、飲まないドライバーを雇うべし。
<ナパの楽しみ方>