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Februar 17, 2004

永遠1

幽玄とはモノが出来上がる前の状態の美しさ。
侘びはモノの生成過程の美しさ。
寂びはモノが終わっていく美しさ。


簡単に言いすぎだけど、この3つは変化を前提としている点で同じだと思う。物事は移ろい行く。で、どれもそのプロセスをとどめておく為の芸術。

永遠ってのはこの前までは嘘だと思っていた。何一つとして終わらないものなんてない。永遠の定義がはじまりも終わりもないことなのだとしたら、時間さえもはじまりが理論的に証明されている世界で永遠なんて簡単に信じられるわけない。

でも、永遠ってのは普通僕たちが考える過去、現在、未来っていう時間軸の垂直線としてなら存在できるんじゃないかなって思った。
それがまさに幽玄の発想だったりするんじゃないかな。物事は時間とともに逆らえない流れにいる。でもその要素のひとつを取り出して、要素として存在させることで、時間とは別の軸に存在させることで、永遠と呼んでもいいような新しい軸を獲得する。

投稿者 POE : Februar 17, 2004 11:01 EM

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