« 良い言葉 | メイン | 今日の授業 »

Mai 06, 2004

安西塾長SFCに来る!!

今日の五時間目に開かれた塾長公演「安西塾長SFCに来る!! 青春について語り合おう」に行ってきました。

青春という言葉に惹かれ、10分前には会場につきました。しかし、会場であるΩにいたのは15人程度。しかし400人収容可能なΩに15人というにはまるで無関心で、スタッフの方は着々と準備をすすめられていました。小心者のボクは、ただひたすら少人数に怯えるばかりなのに、塾教職員の方はさすがです。

わたされたビラにはテーマである「安西塾長SFCに来る!!」が大きく書かれていました。これは原文のままなのですが、「きたる!!」というように感嘆符を二つも並べて、SFCに塾長がやってくることを、とても有り難いことだと興奮している様子が感じられます。
埼玉県秩父に皇室来る!!のような感じでしょうか。

塾長がいちキャンパスに来るだけなのに、この躍動。言外に、慶応義塾とSFCの距離を感じさせるフレーズです。
しかし、塾長の話がはじまってすぐに、そのような謎も融解しました。「私はSFCのサポーターです」宣言。やはり、慶應の外部としての認識らしいです。

ただ、塾長のやっていることはコンピューターなどを使った人の言葉の情報処理。SFCと、とてもかぶっています。
実際、二回もSFCの教員にならないかと誘われたそうです。いずれも固辞しているあたりが、塾長になれる人の先見だと感心します。

肝心の内容は、どんなことでも精一杯やれば、たとえ進む道が変わっても、それが無駄になることはない。。。という成功者ゆえに説得力のある言葉でした。ただ、それが何の役に立つかといえば「今こうやってあなたたちに、こうやってしゃべれる」ということしか仰られていませんでした。

幼児教育について学んだ人が、事務職につき、老後に孫の世話をするときに幼児教育が役にたつ。。。とかそんな話ではないはずなので、きっと言外にもっと深い意味があったのでしょう。

内容の大半は慶応義塾の紹介(やはり外部扱いですか)と塾長の研究遍歴。その研究全てが青春、というオチで90分の公演は終わりました。
場内を見回すといつの間にか人も120人前後に。うち30人は教授や事務の方でした。

思ったことは結局、「安西塾長SFCに来る!!」という言葉に集約されていました。
塾長が、SFCのΩで、公演をした。
それだけです。

投稿者 POE : Mai 6, 2004 09:43 EM

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.sfc.keio.ac.jp/~t03881nf/poeg/mt-tb.cgi/174

コメント

コメントしてください




保存しますか?