August 25, 2004
宇宙人
もしも地球に尋ねてきた宇宙人がでかいゴキブリみたいな姿をしていたらどうするんだろ。
それは構築されたものか遺伝的な本能かはわからないけど、人はよく合理的ではない、無意識の嫌悪感を何かに対して持っている。爬虫類やゴキブリを好きというはあまり見ない。ゴキブリを素手で掴める人は、その話題だけで3分ほど話題の中心にあがれるほどだ。
だから、もしある日地球に宇宙人が来たとする。当然、地球に来るくらいだから地球人には及びもしない技術力や叡智を持っているはずだ。映画や漫画で描かれる彼らは、意外と無機質でかっこいいことが多い。でも、その彼らがもしも地球人にとって、どうしようもなく気持ち悪く恐ろしい姿をしていたら。
体長8メートルくらいのムカデみたいな宇宙人が来ても、幸運にもこんな星と友好的な関係を結びたいといってくれたとして、地球人は心からの敬意と共に親交を築くことが出来るのか。
そう考えると、安易に言ってしまう「共生」なんて言葉が、すごく薄っぺらく思えてくる。来るべき日のために、今からゴキブリやムカデなどあらゆるものに偏見を持たない慈しみと尊敬の態度を抱く練習をしてはどうでしょう。ぼくは嫌です。
まあ、むしろ向こうが地球人キモいとか思って、攻撃でもしてきたら、それで終わりなんだけどさ。
投稿者 POE : August 25, 2004 02:45 EM
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