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Oktober 31, 2004

ひかりきらり

ぼんやりと切り落とされた光
路上にたたずむのは
ただいくつかの軌跡

帝国に包まれた四肢
理由を忘れてしまった言い訳
それでも繰り返すのは
もう戻れないから


重なる指先の筋道
切断されたほのかな希望

どこにも行き先のない扉
君はあといくつ開いてゆくのだろう


でももう
何も見ないですむ

右も左も正義も悪も
ここには何も無いから

そんな最後の出口
君もいつかあこがれていたのかな


そしてもう次の笑顔
まるでもう何事もない


+ + + + + + + +

風のような言葉がまた通り過ぎる
つかの間こころをかき乱し、
そして何事もなく揺れはおさまる。

雨のような事件がまた終わる
明日は晴れるでしょう。
地面は乾くでしょう。
高い雲が流れてゆくのでしょう。


磨り減った夢は今頃
随分と遠く渡り歩いている

遠い道筋を
緩やかに伝う

何度目のハロウィン?
あの優しかった魔女の夢

すれ違う偽物の寒さに怯え
ものさしさえ借りたままだった

ここにはまだ
残っているかな

聞こえるかな

明日は雨でしょう。
明後日は晴れるでしょう。

+ + + + + + + +

投稿者 POE : Oktober 31, 2004 02:18 EM

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