Januar 09, 2005
成人式
行こうかどうか迷ってる。
まあね、お正月よりは好感が持てる。
人為的に決めた区切りのくせに、さも自然現象のような祝いっぷりがお正月は生理的に嫌なんだけど、成人式は歴史的裏づけが薄いことを誰でも知っているせいか、昨今騒がれる壊れっぷりが良い。
だから誰かが何かをしてくれるなら明日もちょっと覗きに行きたいんだけど、もし何もない静かなバカみたいな空間だったらどうしよう。
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この道はまだ続いてゆくね
これほど歩いても
こんなに歩いても
旅立ちの場が翳むばかりで
行き先はまだわからないまま
ねえここには何もかもがあるように見える
進むことに意味はあるの?
幾つもの区切りだけを勝手に並べ
数え切れない終わりとはじまりを
繰り返しているだけかも知れない
もうすぐ朝は訪れるでしょう
光が街を暖かく染める
もうすぐ誰か動き出す頃
一人の時間は終わるけれども
誰かに会えばいいとか
夜が終わればいいとか
そんな優しい答えは
悲しみには用意されていない
どこまで行けばいいのだろう
一体何が欲しいと言えば
何もかもはわかちあえるの
いつになっても明けない夜を
僕たちはきっと探し続けているのかも知れない
それはいつ訪れるのだろう?
もしかしたらここが夜なのかな?
そんな甘えはもうやめたい?
投稿者 POE : Januar 9, 2005 10:20 EM
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コメント
「人は絶壁を見るのが怖いので、目の前に何か物を置いて絶壁が見えないようにした後、安心して、再び絶壁に向かって走り続ける」って文をいつか読んだことがあるんですが、成人式も所詮、目の前を遮る物、気晴らしにすぎないのだと思いました。成人式に限らず、人為的な儀式の万事も。まあ、同窓会代わりとしては多少意味のあるものだとは思いますが。
ちなみに昔の同級生に会えると期待していたら、引っ越してしまったので、引越し先の市から招待状が届いてしまいました。どないせえっちゅうねん。
投稿者 浪人 : Januar 10, 2005 06:07 EM
記念品はもらえないけど、引っ越した人ももとの場所へ行くことが多いんじゃないかなあ。
同窓会にもならなかった僕の成人式はどうなりましょう。っていうか成人式って字面が嫌いかもしれない。何さ、成人って。でも、大学生のうちはまだモラトリアムだし、パラサイトも増えている昨今、大人と子供の境界線は無理して考えることもないなあといつもネバーランドを夢想しています。
投稿者 poe : Januar 10, 2005 11:45 EM