Juli 31, 2006
滑舌(かつぜつ)
滑舌、という言葉を使おうとして気付いた。
ぼくのパソコンは、「かつぜつ」を「滑舌」と変換してくれない。
「しゅうかつ」は「就活」、「ぐろーぶ」は「globe」と変換してくれるケータイでも、
「かつぜつ」は漢字に変換してくれなかった。
不安になって、電子辞書にはいっていた広辞苑で「かつぜつ」を探すも、
そこに「活栓」「豁然」はあっても、「かつぜつ」はなかった。
もしやこれは「あけ口」を「あけろ」と読んでしまうように、
「山田夕一」くんを「たー」くんと呼び間違えてしまうように、
今までいいまつがえてきたのではと、いよいよ不安になってくる。
もしかして「かつぜつ」ではなくて「かっせつ」とかで、
「かつぜつ」と覚えていることこそが、
「かつぜつ」の悪い証拠で、
「かっせつ(仮)」の良い人たちは
「かつぜつ」としか発音できない人を影で笑っていたのではないか。
「かつぜつ」という言葉こそが、「かっせつ(仮)」のよさを計る試金石だったのではないか。
テレビならここでCMに行きたいところだけど、
そんなたいしてもオチじゃなかったので、言っちゃうけど、
滑舌(かつぜつ)という言葉は、確かに日本語社会で流通しているのだけど、
もともとはマスコミで使われていた業界用語。
広辞苑などでは掲載をしていないのは、新語扱いだからかな。
実際、ATOKじゃ変換できるし、新明解だとか載っている辞書もある。
「かちゅぜちゅ」とかじゃなくてよかった。
投稿者 POE : Juli 31, 2006 08:48 EM