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September 28, 2006

sep sep


指を伸ばすように
切り開かれた雲先

振り払ってしまった切り札と
飾り用もない答え

装ってみた偶然の
その意図さえも気付けば動かされている

揺さぶりのない世界の沈むころ
影が闇に消される前、伸ばせるだけ伸びて

空に浮かぶ粒、きれいだな
そんな思いも言葉もありきたりだな

離れることなんて出来ない
還りたい行き先なんてないはずなのに

今はもうないはずの
笑い声が乱反射している路地裏

誰かにだけ見えるその姿なのか
誰かにだけ見えないその意味なのか

ここまで来たのに
足元がやけにまぶしい

投稿者 POE : September 28, 2006 07:27 EM

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