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Februar 04, 2007
サウダージ
あの日むすんだひかり
遠くウェストファリアのかなた
やがて、たどりつける日は
来るように思われて仕方がなかった
指の隙間は、あまりにも広すぎて
小石さえもつかめなくても
やがて、たどりつける日は
来るように思われて仕方がなかった
*
夢が終わるとき、
君はまた、ただの旅人にもどる
夢を見続ける彼を
笑うこともなく
夢を見たことさえ忘れた彼女と
共に歩くのでもなく
昨日までの君を信じ続ける彼らを
あきらめることさえもなく
夢が終わるとき、
君にはまだ、聞こえるのだろうか
ありえることはないと思われた、
たとえば潮風のかまびすしさを
投稿者 POE : Februar 4, 2007 08:31 EM