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Februar 04, 2007

サウダージ

あの日むすんだひかり
遠くウェストファリアのかなた

やがて、たどりつける日は
来るように思われて仕方がなかった

指の隙間は、あまりにも広すぎて
小石さえもつかめなくても

やがて、たどりつける日は
来るように思われて仕方がなかった

夢が終わるとき、
君はまた、ただの旅人にもどる

夢を見続ける彼を
笑うこともなく
夢を見たことさえ忘れた彼女と
共に歩くのでもなく

昨日までの君を信じ続ける彼らを
あきらめることさえもなく

夢が終わるとき、
君にはまだ、聞こえるのだろうか

ありえることはないと思われた、
たとえば潮風のかまびすしさを

投稿者 POE : Februar 4, 2007 08:31 EM

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