Februar 15, 2007
untitled
笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅で聞こえた歌声の行き先は秒速2メートルで遠ざかっていく懐かしい日々のような場所で憧れていた淡く遠く鮮やかな第五バース先へと続く東京湾の先っぽだと君が教えてくれたあの8月の夜まで戻ることが出来たらと今も思わずにはいられないけれどもたとえどこまでも日々を巻き戻せても同じような道を同じような顔で選んでしまうんだろうなと最近ではうまく諦められるようになってしまったけれどわずかでも通り過ぎるその顔の意味を知りたくて仕方がない気持ちだけは変わらずにもっていられる気がするから夢の終わった国道1号沿いのTSUTAYAでこんなにもたやすく夢を叶えることで終えてゆく人たちを指をくわえて眺めている姿がたとえどんなにくだらなくて無様だとしてもきっとつながっていける場所があるんだろうと誰かに話しながら自分へ何度も言い聞かせていた朝を繰り返すことに躊躇いはいらないとまた歩き出していけるはずとテレビの向こう側の砂漠で叫び続けるあの子たちの言葉が再び重なるところまで行けるだろうと思えるのは笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅で聞こえた歌声の続きを紡げそうになる午前4時27分の六本木一丁目に始発が到着する前の夜明けの色を信じられたから。
*
僕たちが笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前
首都高の片隅で聞こえた歌声の行き先は
秒速2メートルで離れていく懐かしい日々
憧れていた淡く遠く鮮やかな第五バース先へと続く東京湾の先っぽ
君が教えてくれたあの8月の夜まで
戻ることが出来たらと今も思わずにはいられない
だけどどこまでも日々を巻き戻せても
同じような道を同じような顔で選んでしまうんだろうと
最近ではうまく諦められるようになってしまった
わずかでも通り過ぎるその顔の意味を
知りたくて仕方がない気持ちだけは変わらずにもっていられる気がする
だから夢の終わった国道1号沿いのTSUTAYAで
こんなにもたやすく夢を叶えることで終えてゆく人たちを指をくわえて眺めてた
その姿がたとえどんなにくだらなくて無様だとしても
つながっていける場所があるんだろうと
誰かに話しながら自分へ何度も言い聞かせていた
朝を繰り返すことに躊躇いはいらないと
また歩き出していけるはずと
テレビの向こう側の砂漠で叫び続けるあの子たちの
言葉が再び重なるところまで行けるだろうと思える
笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅で
聞こえた歌声の続きを紡げそうになる午前4時27分の六本木一丁目
始発が到着する前の夜明けの色を信じられたから
*
午前4時前の首都高片隅で聞こえた歌声は
秒速2メートルで遠ざかっていく懐かしい日々のよう
淡く遠く鮮やかな第五バース先へと続く
東京湾の先っぽにいた8月の夜
どこまでも日々を巻き戻せても
同じような道を同じような顔で選んでしまう
うまく諦められるようになってしまった
けれどわずかでも通り過ぎるその顔の意味を知りたくて
僕の夢の終わった国道1号沿いのTSUTAYAで
たやすく夢を叶えることで終えてゆく人たち
テレビの向こう側の砂漠で叫び続けるあの子たち
その言葉が再び重なるところまで行けるだろうか
笑顔さえなく
遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅
聞こえた歌声の続きを
紡げそうになる午前4時27分の六本木一丁目
始発が到着する前の夜明けの色を
信じ切れずにいる
*
午前4時前の首都高
聞こえた歌声は
まるで秒速2メートルで遠ざかっていく
懐かしい日々のよう
鮮やかな第五バースへと続く
東京湾の先っぽにいたあの8月の夜
どこまでも日々を巻き戻せても
同じような道を、きっと同じような顔で選んでしまう
そんな風に毎日をうまく
諦められるようになってしまった
けれどわずかでも
通り過ぎてきたその顔たちの意味を知りたくて
僕の夢の終わった
国道1号沿いのTSUTAYAで
指をくわえながら眺めている
夢を叶えることで夢を終えた人たちの流れ
まだ終わりそうもないな
もう一度走らないといけないかな
今日もまた笑顔さえなく
遠ざかっていける午前4時前の首都高の片隅
聞こえた歌声の続きを
紡げそうになるのは午前4時27分の六本木一丁目
始発が到着する前の夜明けの色を
僕はまだ信じ切れずにいる
投稿者 POE : Februar 15, 2007 07:02 EM