April 07, 2008
again
気がつけば遠い場所まで来たんだね
いつも一緒にいた人や 心地よかった場所が
戻れないほど遠くで微笑んでいる
失ったものはあまりにも多く
手に入れたものはあまりにも現実感がない
それでも僕は たとえばあの日に戻れたとして またこの道を選ぶんだろう
たとえそれで何を失うのかを知っていても
夜明け前に君は一人で
まだ明日を見つけられずに彷徨っている
あまりにも不安定で 誰一人信じずに うずくまっていた
僕はいつから変わってしまったの
それとも変わりきれずにまだ「君」に怯えているの
あの日に君が見ていた空を
飛び続けることは美しさとはあまりに遠く
街の中に「君」を見かけるたびに懐かしくなるけれど
失ったものは僕が捨てたもの
手に入れたものは誰でもない僕が選んだもの
それでも僕は ないものばかりを強請るんだろう 過ぎた日のことを悔やむんだろう
たとえそれがこんな今の代償だとは知っていても
だけども言える たとえばあの日に戻れたとして またこの道を選ぶんだろう
たとえそれがどんな傷を負うことになると知っていても
投稿者 POE : April 7, 2008 10:22 EM