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研究テーマ

人間と人間を取り巻く環境との調和を目指す人間工学を専門としています。眼球運動計測や生体信号計測、さらには各種主観評価などさまざまな人間工学的手法を用いた研究を行っています。現在は特に高齢者の自立生活を支援するための技術を研究する「ジェロンテクノロジー」という学問分野に重点を置いています。これは高齢者のための人間工学と読み替えることもできます。すべての人間にとってやさしいとはどういうことかを解明するための研究を進めています。

現在取り組んでいる研究のテーマ

使いやすいウェブサイト

 ウェブサイトはいまや情報検索のみならずショッピングなどにも日常的に使われるようにな りました。ところが未だに、欲しい情報にたどり着く前にどこにいるのかわからなくなってしまうような使いづらいウェブサイト や、字が小さすぎたり薄い色だったりするために見づらい読みづらいウェブページが存在します。 できるだけわかりやすく見やすいウェブサイトを構築するための条件を明らかにします。

高齢者の情報受容と行動の関係

人間工学において、高齢者のデータは若年者のデータに比べて圧倒的に不足しています。これはさまざまな製品、特に技術製品の開発が主に若い設計者によって若い利用者をターゲットに行われてきており、高齢者は利用者として捉えられていなかったためです。ところが、人間の機能は加齢と共に変化するため、若い人のデータに基づいて設計された製品や環境は高齢者にとっては使いにくいものになってしまいます。これまでターゲットとされなかった高齢者の割合が急速に増加している現在、高齢者の特性を把握し、これにもとづいた製品や環境の設計をすることが強く求められています。 その一例として、日常物を使用する高齢者が取り込んだ情報と行動との関係を分析し、高齢者の抱えている問題を解明するとともに、その改善法を提案します。

高齢者にとって心地よい照明

加齢により視覚機能が変化した高齢者にとって心地よい空間とはどのようなものであるかを、照明の面から考えます。

国際人間工学データベース"EKIDES"の日本語版作成

ミュンヘン工科大学人間工学研究室で開発された国際人間工学データベース"EKIDES"に関する研究も進めています。このデータベースは現行版ではドイツ語および英語のみですが、その日本語版を作成するのが目的です。これにより、日本の人間工学の研究者も人間工学関連の膨大なデータを効率的に利用できるようになります。

超高齢者調査

慶應の他の分野の先生方と連携し、超高齢者のアンケート調査ならびに健康調査を進めています。

消費者行動の人間工学的分析

消費者は購買行動においてどのような情報を重視しているのでしょうか?店に向かう前にはテレビや雑誌、さらには街中にある広告が、店頭ではPOP広告や商品パッケージ等によって情報伝達が行われますが、これらの情報が購買行動にどのように影響を与えるかを解明します。

生体信号計測に基づく景観評価

これまで景観評価は主にアンケート調査に基づき行われてきましたが、より客観的な評価指標を提案するため、景観写真を見る際の生体信号計測実験を行っています。

関連プロジェクト

e-ケアHRC

「情報通信技術を基盤としたe-ケア 型社会システムの形成とその応用の融合研究」という看護医療学部・総合政策学部・環境情報学部の3学部共同のハイテクリサーチセンタープロジェクトに参加しています。

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