先輩に誘われて、イメージフォーラム・フェスティバル2008(http://www.imageforum.co.jp/festival/)に『ザ・ネット』(http://www.imageforum.co.jp/festival/special.html)を観にいった。
ユナボマーの生い立ちと被害者関係者へのインタビューによって構成されたドイツ映画。絵は正直ひどいが、含んでる論点は特に2つの点で面白かった。1つは、ユナボマーの思考の「善悪」の問題。もう1つはヒッピーカルチャーとコンピューター・カルチャーの関係について。もう少し大きく捉えれば、社会の動きとコンピューターの世界のムーブメントの関係のこと。
前者に関して言えば、ユナボマーが状況証拠から見ると、おそらくは犯罪者なのだろう(ただ、映画は陰謀論も惹起させるが、そこはとりあえずカット)。ただ、革命家と犯罪者の違いは、映画の中でも言及されるが、紙一重。管理社会化からの革命を目指したユナボマーの手段は悪だと言えるが、思考のプロセスについては興味深い。ここら辺の話は、風の噂によれば、最近、いろんな人がやろうとしている模様。
後者に関して言えば、社会の変化のモチーフをそのままコンピューター史の発展に持ち込む議論は、少し躊躇する。コンピューター史を鑑みると、若干時間のズレや、その形態に違いがあるような気がします。この問題も、取り組んでいる方がいて、近日中に読めるようになるのではないでしょうか。楽しみにしています。

