僕がTAを務める、井庭先生の「社会システム理論」の授業で富永健一先生を
お招きすることになりました。直前ですが告知です。
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「社会システム理論」特別講演
「思想としての社会学:パーソンズ、シュッツからルーマンへ」
富永 健一先生
日時:2008年6月10日(火)3限(13時〜14時30分)
会場:ι12
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ご紹介するまでもないとは思いますが、富永先生は日本を代表する社会学者
の一人で、理論社会学、社会学史、計量社会学(社会階層と移動)、経済社会
学をご専門とされています。SFCでは、1992年から1997年にかけ
て教鞭をとられていました。現在76歳ということですが、先月出版された
『思想としての社会学: 産業主義から社会システム理論まで』は800ペー
ジにも及ぶ書き下ろしの大著で、まだまだ現役の社会学者だと感じさせられ
ます。
その『思想としての社会学』では、三世代にわたる9人の社会学者を取り上
げ、19世紀から20世紀の社会学の潮流を総克しています。社会学の第一
世代として取り上げられたのは、サン-シモン、コント、スペンサー、第二世
代が、デュルケーム、ジンメル、ヴェーバー、第三世代が、パーソンズ、
シュッツ、ルーマンです。20世紀の最後の社会学者としてニクラス・ルー
マンを挙げているという点が非常に興味深く、今回の講演では、そのあたり
についてお話しいただく予定です。
講演では、まず私(井庭)がルーマンの社会システム理論(ルーマンは、オ
ートポイエーシスのシステム理論を社会学で大胆に展開しました)のポイン
トを解説し、その後、富永先生に、パーソンズやシュッツからの流れに関す
る富永先生の解釈をご紹介いただきます。また、生前のルーマンを訪れたと
きのエピソードなどもお話しいただくことになっています。
なお、本授業は、SFC-GC(Global Campus)科目ですので、後日、オンライン
上でもご覧いただけます。
【略歴】
富永 健一 (とみなが けんいち)先生
1955年 東京大学文学部社会学科卒業、1957年 同大学院社会科学研究科修士
課程終了(社会学修士)、1959年同博士課程単位取得中退し、1959年より、
東京大学文学部助手、専任講師、助教授、教授を経て、1992年東京大学を定
年退官。東京大学名誉教授。1992年より慶應義塾大学環境情報学部教授、
1997年同定年退職。1997年武蔵工業大学環境情報学部教授、2003年同定年退
職。1966年 日本経済新聞図書文化賞受賞、1975年 松永賞受賞、1980年日本
労働協会賞受賞、1996年 紫綬褒章受章、1999年 前島賞(逓信協会)受賞、
2003年 勲3 等旭日中授章。
【著書】
(単著)
『社会変動の理論:経済社会学的研究』, 岩波書店,1965
『新しい産業社会:産業化と社会変動』, 鹿島研究所出版会,1965
『産業社会の動態』, 東洋経済新報社, 1973
『現代の社会科学者:現代社会科学における実証主義と理念主義』, 講談社, 1984
『社会学原理』,岩波書店, 1986
『社会構造と社会変動:近代化の理論』, 放送大学教育振興会, 1987
『日本産業社会の転機』, 東京大学出版会,1988
『日本の近代化と社会変動:テュービンゲン講義』, 講談社学術文庫,1990
『行為と社会システムの理論』, 東京大学出版会,1995
『社会学講義:人と社会の学』, 中公新書,1995
『近代化の理論』, 講談社学術文庫,1996
『経済と組織の社会学理論』, 東京大学出版会, 1997
『環境と情報の社会学』, 日科技連出版, 1997
『マックス・ヴェーバーとアジアの近代化』, 講談社学術文庫, 1998
『社会変動の中の福祉国家』, 中公新書, 2001
『戦後日本の社会学:一つの同時代学史』, 東京大学出版会, 2004
(共著)
『池辺三山----ジヤーナリストの誕生』(池辺一郎と共著), みすず書房,1989
(編著)
『経済社会学』(社会学講座第8巻), 東京大学出版会,1974
『日本の階層構造』, 東京大学出版会,1979
『理論社会学の可能性』, 新曜社, 2006
(共編著)
『社会学原論』(塩原勉と共編著), 有斐閣, 1974
『日本人の貯蓄:行動と意識』(間々田孝夫と共編著), 日本評論社, 1995
『漢字文化圏の歴史と未来』(溝口雄三・中嶋嶺雄・浜下武志と共編著), 大修館書店, 1992
『モビリティ社会への展望』(宮本光晴と共編著), 慶應義塾大学出版会, 1998
『パーソンズ・ルネッサンスへの招待』(徳安彰と共編著), 勁草書房, 2004
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