2008年7月アーカイブ

昨日は、NPO法人湘南スタイルの全体会議に参加させていただいた。

現在、湘南スタイルには実際に活動に参加させてもらいつつ、フィールドワークを行う、いわゆるアクション・リサーチに近いことをやらせていただいている。

湘南スタイルはリアルとネットで人や高付加価値化のためのプラットフォームを提供している。例えば、ここでの活動を通じて、学部の同級生で、今はインキュベーション系のベンチャーをやっている谷口君と再会した。近々、一緒に仕事をすることになりそうだ。

また、顔見知りだったが、名前を知らなかった人が某エコプロジェクトをしかける代理店の人だったり、お世話になっているサーフショップのマネジメントをやっている方が湘南スタイルの理事をやっていたりと、とても面白い人間関係のネットワークの再構築が起きている。

ディスカッションを行う中で、僕もいくつか地域に関する仮説を思いついた。やはり、現場にまさる刺激はなかなかない。

また、理事の杉村さんがblog「杉ちゃんがいく4」(http://sugimura4.exblog.jp/9185638/)で、昨日の模様をアップして下さっている。右側でピンクのポロシャツを着ているのが僕。隣が谷口くん。

湘南スタイル.jpはこちら→
http://www.shonan-style.jp/

一昨日、大学院プロジェクト「インターリアリティ」のメンバーは、助教の川崎さんに10時〜17時過ぎまでSQLの初歩の演習会をやっていただいた。

解説+演習形式でこういうタイプの勉強をしたのが久しぶりだったので疲れたけど、大変勉強になった。時間配分や解説を含めて、データベースのエキスパートである川崎さんのコーチは分かりやすさが最高だった。

Beatle.jpgこんなのが普通にいるのがSFC。びっくりした。子供の憧れだけど、今観るとかなりグロテスク。

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先日、井庭先生の「社会システム理論」の授業に登壇したときの様子です。
僕はいつもこんな調子で快調(過ぎる?...)にしゃべっています。

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今日は、朝から井庭研の最終発表会に来ています。学部の今学期の成果になります。本格的な(A4 10〜15枚くらい)タームペーパーを書いて、それを学会形式でプレゼンしています。発表8分と質疑応答7分? ゲストにOBがたくさんやってきて、かなり叩かれる会です。

タームペーパーも相互レビュー、僕ら大学院生によるレビュー、先生の赤入れ等、かなり練られていて、普通の学部学生の卒業論文に近い水準です。また、外見も社会科学系としては珍しくLatexを用いていて、かっこいい仕上がりになっています。

井庭研は、コンセプトと手法のプラットフォームであり、また研究コミュニティという位置づけなので、扱っている具体的なテーマは以下の通り多岐に渡っています。

ところで、ようやくプレゼン用PPTが完成しました。僕も後ほど登壇します。

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井庭研 2008年度春学期 研究発表会

2008年7月27日(日) 9:40開場 10:00~16:30
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
大学院棟τ(タウ)12教室

《セッション1》 新しいコミュニティ形成原理

● 「トップが持つべき心得: 企業においていままでもこれからも変わらず必要とされるトップのあるべき姿とは」(水野 大揮)
● 「付加価値の連鎖による環境保全と地域活性: 茨城県霞ヶ浦再生事業「アサザプロジェクト」を事例にして」(坂田 智子)
● 「パターン・ランゲージによる創発型地域活性化の支援」(成瀬 美悠子)
● 「「場」とコミュニケーション: 創造的なコミュニケーション・メディアのために」(三宅 桐子)

《セッション2》 学びと成長の支援
● 「育児支援のパターン・ランゲージ: 育児不安の解決に向けて」(中條 紀子)
● 「SFCカリキュラムにおける学びと研究の支援: 学習パターンとリサーチ・パターンの融合へ」(小林 佑慈)
● 「初年次教育の道具箱: 自生的秩序観にもとづいた学習支援方法論とツールの提案」(加藤 剛)

《セッション3》 大学院生セッション
● 「自生的秩序形成の構造とプロセスの分析に向けて」(仮)(伊藤 諭志)
● 「知の成長における秩序と多様性」(仮)(山崎 由佳)
● 「システム 湘南 マーケット: 創発型地域活性とその展開」(仮)(西田 亮介)

《セッション4》 物語世界と創造性
● 「オートポイエティック・システムとしての音楽: ルーマン理論に基づく音楽の創発現象の考察」(花房 真理子)
● 「物語世界創造のためのパターン・ランゲージ: ストーリーメイキング・パターンの提案」(原田 一弘)
● 「物語世界におけるリアリティの創発: 自生的秩序観に基づく演出方法論」(青山 貴行)

《セッション5》 構成的理解
● 「書籍販売市場の謎に迫る: べき乗則生成原理の解明に向けて」(吉田 真理子)
● 「オンライン市場の創発的秩序: オンライン書店における商品ネットワークの可視化と分析」(北山 雄樹)
● 「科学と芸術の関係について: レオナルド・ダ・ヴィンチを事例に」(下西 風澄)

井庭先生のブログ「Concept Walk」より http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid70.html

昨日は、副査になって頂くことになった古谷先生と打ちあわせをして、学生支援GPで茅ヶ崎市の担当者と打ち合わせ→湘南スタイル交流会に参加...

...のはずだったが、ディスコミュニケーションがあり、学生支援GPには出られなかった。次からはちゃんと連絡をいただけることだろう。

古谷先生は、観光と交通などツーリズムや町づくりを研究されている。僕の主査、副査の中で唯一の地域系の専門家にあたる。昨日もタイトルについて貴重なアドバイスを下さった。これから、この学生支援GPも含めて、いろいろとご指導頂くことになるだろう。

湘南スタイルの交流会には、平日にも関わらず約50名が参加して、二次会にも多くのみなさんが参加されていた。その熱意があれば、湘南は大丈夫だ、というのは楽観し過ぎか。昨日もいろいろな出会いがあった。大学院中心の生活を送っていると、ときどき、この世界には、研究者と学生と企業の人しか存在しないのではないか、という錯覚を覚えることがあるが、決してそんなことはない。本当に多様な職業があり、いろいろなことをしている人がいる。「地域」は、そして、人に会うことは、いつもその現実と豊かさを思い出させてくれる。

今日は午前中、SFCで井庭先生と一緒に、茅ヶ崎市産業振興課のみなさんとディスカッションをし、午後からドコモモバイル社会研究所で、ネットワーク・サイエンスについての意見交換とその後、共同研究の可能性についてお話させていただいた。

その後、渋谷で今の宮台ゼミの最年少だという國學院哲学科のYくんと論文の書き方やその他社会科学の現状について話をしてきた。一緒に、懸賞論文等を書こうかという話になりつつあるけれど、大学一年生(平成生まれ(!)だそう)の彼にとってそのような作業が何か実りのあるものになればいいのだけど。

その後、車を取りに湘南台に戻るなど、実に移動の多い一日だったが、また、実りの多い一日だったとも言える。

明日も多くの人と会う予定がある。副査になっていただく古谷先生や学生支援GP、そして湘南スタイルの交流会etc 

今週は、いろんな方と会う予定が詰まっている。

例えば、今日の午前中は、茅ヶ崎市の産業振興課の方と打ち合わせがあり、午後からは、ネットワークと経営の研究をされている方と、その後、携帯電話の仕事や編集をされている方と会う。今週はこういう感じが毎日続く。

一見すると、何の一貫性もないように見えるかもしれない。だけど、これらはすべて自分の中では有機的に繋がっている。少なくとも直観的には。その有機的な結合が、「オリジナル」に繋がって行くのかもしれない。イノベーションは、日本語では新結合と訳されることもある。

そして、まだまだ大学院生という研究者としての修行中の身ゆえ、こうして人と会って、自分の世界を拡張することが重要なのだ、とも思う。

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今年の3月頃に辻堂でサーフィンしてたときに、写真を撮ってもらっていたことが判明した。クリーンなハングファイブの写真で、結構気に入っている。この画像はファイルサイズを小さくしたもの。記憶によれば、この日の辻堂は低気圧で少しサイズがあがったものの、ダンパー気味の早い波だった。

板はEDNA Surfboardsのall-round 9'1。鵠沼の榎本プロシェイプ。ダイヤモンドテールで幅が絞ってあり、よく動く。しかし、最近流行りのハイパフォーマンス系のロングボードより少し厚みをとってあり、シングルコンケーブの効果もあるようで、この通り小波のノーズライディングも調子良くこなせるお気に入りの一本。

EDNA Surfboardはこちら→ http://edna.jp/

博士課程に入学しても、博士号を取得するまでの道のりはとても険しい。

例えば博士号を博士課程の3年野間で取得するためには、SFCの(正確には博士(政策・メディア)の)要件で言えば、実質2年余りで博士論文を書き上げる必要があり、博士論文を書くためには最低専門分野に関するジャーナル2本と国際学会発表が必要である。

加えて、教育体験や各種語学のスコアに新規授業計画等も取得しておかなければならない。ということは、なるべく早く(できれば3年で)博士号取得するためには、修士課程(最近では前期博士課程と呼ぶ?)のときから、連続で考えておかないと相当厳しいという当たり前の事実に、先日公聴会を見に行ったあと、井庭先生と話していて改めて気がついた。修士と博士が制度的に実質分離していて、さらに研究者というよりは学生の期間が大変長い日本のシステムはどうなんだろうか?

「ジャーナル2本+国際学会発表1」というのは、博士号の「最低」要件なのでよっぽどインパクトファクターの高い国際学会発表やジャーナルに載ったものでないと、これだけでは博士号は取れないらしい。それを補う論文や国際/国内での学会報告、その他のアウトプットが必要だ。

博士号は研究者としての一種のパスポートのようなものなので、今では研究者としてやってく上で必須だが、博士号を取ったとしても、それが仕事の有無とは直結しないという恐ろしい世界なのだ。

別に大学院生の全員が、社会的な人間関係から孤立しているなどということを言う気は毛頭ない。研究室、友人、彼氏/彼女、バイト先等々いろんな人間関係の網に組み込まれているだろう。

だけど、少なくとも大学院生同士は、かなり孤立していると言えるのじゃないだろうか。

例えば、SFCには修士で学年200人、博士で学年50人の大学院生がいることになっている。だけど、自分の個人的な院生の知り合いを数えれば20人弱ではないだろうか。プログラムを越えると、全然知り合いはいない。これがSFC外の院生となると、ますます少ない。まあ、これは僕の個人的事情なので、もちろん大学院生全員がそうだとはいわないけれども。

大学院生というのは、SFCは比較的にマシだけれど、一般的には「研究室付け」ということになっていたりするので、「個人」として表に出てくることは少ないのかもしれない。

一応、高度な専門知識を習得するということになっている課程の末席に身をおいていて、そして、何より自分も含めてまだまだ若いことを考えると、もっと広く大学院生同士が交流できれば、学問のみならず、広い意味で何か生産できそうな気がするのだけれども。

せめてよくある大学院生のウツ、引きこもり解消とかには何か役にたつんじゃないだろうか。

個人的なことを言えば、政策学、社会学、地域活性、ネットワーク・サイエンス、マーケティング、市場分析等々に関心のある院生、場合によっては学部生も含めて大学や大学院を越えて積極的にコラボレーションしたいと思っている。

今日は井庭先生に誘われて、博士号取得に向けた公聴会を見に行ってきた。

公聴会は、博士論文が書き上がって、最終審査直前のかなり最終段階に行われるイベントだそう。公聴会というだけあって、一応誰が聞きにいっても良いものらしい。うちでは、30分発表+質疑応答みたいな感じだった。

プロジェクトの先生中心に多くの先生が集まっていて、博士論文について多方面から指導をうける、という仕組みのよう。たまたま見に行ったのが、技術系で、しかも途中から参加だったので内容は良く分からなかったが、公聴会が、例えて言えば、多くの、なんとなく顔見知りの先生による、あまりフレンドリーではない学会報告のようなイベントだ、ということが分かったのでOK。各プロセスで、何をするか、ということが分かっていると対策を立てやすい。何事も「見える化」が重要だ。

一昨日、湘南スタイル(http://www.shonan-style.jp/)でミーティングに参加してきた。皆、仕事を持つ社会人にも関わらず19時から22時くらいまで白熱した議論を行った。湘南スタイルの参加者の情熱にはいつも驚かされる。

ところで、多くの地域活性プロジェクトの現場では、予算、人材、多くの制約がある中、理念をいかに実現するか?という問題に直面している。

他方で、地域をフィールドとする研究者に何が出来るだろうか? もし実務の現場に首を突っ込み、それを論文に記述することを目的とする地域研究があるとすれば、自分はそうした研究には興味がない。

現場の暗黙知の形式知化や先行事例に通じることで、多くの制約や条件のもとで、コンセプトを実現する方法の支援を行うような地域「研究」をしたい。おそらく、この辺りの問題意識がアクション・リサーチや広義のPolicy Makingの射程でもある。当然のことながら、こうした姿勢は、こちらが積極的に対象に働きかけるという点で、伝統的な「科学」の守備範囲を踏み越えている。アクション・リサーチもPolicy Makingも、既にその名前からして「Science」を名乗っていない。

その意味で、Policy Makingという分野は、人類学や地域社会学とは別の存在意義があると思う。

早朝、研究棟に来て友人と話していて、ある研究費の公募の〆切が今日だったことを思い出した。

そこから一気に書き上げて、昼には郵便局に出してきたわけだが、我ながら研究計画書や予算申請書を書くのが上手く、そして早くなった気がした(もちろん、結果が出るまでほんとにうまくなったのかは分からないが...)。ちょっと前は、先生の書く申請書があまりに魅力的に見えて、とてもマネできないと思っていたが、かなり改善してきたように思う。

昨日、ライティング技法ワークショップの授業後、講師の井之上さんが言っていた「結局、編集の仕事も〆切に追われながら、量をこなしてできるようになる職人技だ」という言葉を思い出した。

思えば、この2年間、〆切に追われながら随分多くの研究計画書や予算申請書を書いた。

まだまだ、職人芸という域には達していないけれども、量が質に変わる瞬間、グラッドウェルの言葉を借りれば、「Tipping Point」を感じつつある。

TAをやっていたライティング技法ワークショップの授業が最終回を迎えた。この授業は、新カリキュラムで、一年生の必修科目になったワークショップ形式の授業のひとつ。特筆すべきは、講師が、大学の教員ではなく中央公論新社のプロの編集者だということだ。

大学生も、引いては社会に出てからも機能的な文章を書くことが求められる。そうした能力を、ワークショップ形式でプロの編集者から学ぶことができるという贅沢な授業だ。出版業界に就職したい人も、そうでない人も多くの人が履修し、実に充実した内容だった。

これからも実務家がどんどん講師を勤めるSFCであって欲しい。

これまで何度か「『週刊東洋経済』が面白い」ということを書いた(例えばhttp://web.sfc.keio.ac.jp/~ryosuke/tippingpoint/2008/05/post-19.html)。

先週の2008年7/12号(目次はこちら→http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2008/0712/index.html)も大変刺激的な内容だった。「地球はホントに危ないか? 経済で読む「温暖化の真相」」という特集でポスト京都議定書の検討や排出権取引、新しい環境ビジネスの取り組み等々大変刺激な内容だった。

環境対策ということで言えば、節約やLohasといった人の善意に期待する環境対策よりも、ビジネスや経済セクターを巻き込んで、イノベーションを活用する広義の制度としての環境対策に関心がある。節約やLohas的なライフスタイルによる環境対策は問題を先送りしているだけで根本的解決に結びつかないように思えるからだ。例えば、節約はごくわずかに石油の枯渇速度を抑えることに貢献するかもしれない。だが、そもそもエネルギー効率が他国と比べて非常に高い日本の現状を思い出せばその貢献度は極めて微々たるものだし、むしろ経済活動のシュリンクに結びつくのではなかろうか。経済活動の後退は、企業が社会貢献に投資できる余力を奪うことに繋がるかもしれない。

そして、人の善意に期待するタイプの環境対策は、「善意」というどこか得体の知れないひとつの概念に、人が集うなにかしらの気持ち悪さを拭い去ることができない。この手の方向性は、共感できない、共感はするが実行に移せる余力がない人間が多数を占める場合、その効果と実効性に疑問がある...等々の理由で個人的には、イノベーションと広義の制度の活用による環境対策にしかほとんど関心がない。

その意味で、大変興味深い特集だった。

そして、雑誌として『週刊東洋経済』の懐が広いな、と思うのは、以前も述べた通りこうしたアクチュアルな記事がいつも複数あることだ。例えば今回の号では、「経済を見る目」という連載の広井良典先生による「「いす取りゲーム」としての雇用」という論考も興味深い。日本において労働生産性の向上と労働時間の増大が掛け合わさることが、雇用のポスト減と過剰競争を招いているという議論だ。

「大学博物館という至福 静かに進む東大の試み」という大学に存在する活用されていない資料を活かすユニバーシティ・ミュージアムについての特集も、「イノベーションの担い手を育てる、という方向性をそろえる」という広告特集さえ面白かった。

若干ベタ褒め気味だが別に褒め殺しというわけではない。昨今、雑誌離れが加速している、と言われている。某論壇誌も近く休刊するとか。出版社や編集部にもいろいろ事情はあるのだろう。しかし、広告と企画広告だらけのコンテンツではなくて(特に同一の雑誌を、5年前の号と比べると広告の増加と内容が薄くなったことを実感するものが多い)、しっかり練られたクオリティのコンテンツを創っていれば、自然と活路は見出せるんじゃなかろうか(『週刊東洋経済』が売れているのかどうかは良く知らないけども...)。

諸事情により、SFCの教員が書いている地域活性、政策形成本をまとめ読み。具体的には以下のようなもの。

特に面白かったのは、上山先生らの『ミュージアムが都市を再生する』と渡辺先生の『アメリカン・コミュニティ』。

前者は地域活性本にありがちな、ただの事例紹介ではなく、経営やマネジメントの観点から、ダイナミックにミュージアムの機能を評価している。後者はアメリカのいくつかのコミュニティのフィールドワークをもとに「いまのアメリカ」の空気感を良く伝える。この本は(というか渡辺先生の前著『アフター・アメリカ』もそうだけど)、事例の選定と、理論とフィールドの配分が絶妙で、事例研究としてのみならず、読み物としてとても面白い。

この2冊から得られる教訓は、地域研究は、ただの事例紹介ではその分野に関係ある人間以外の興味をひくことができない。その壁を打破するためには、専門分野からアプローチすることと歴史や文脈、理論を用いてスケール感を導入することが重要になってくるのではないか、と思った。

井庭先生の「社会システム理論」の授業に登壇して、20分程しゃべってきました。時差ぼけや睡眠不足で帰国以来ずっと体調が悪いので、途中気持ち悪くなって頭が白くなったところがありますが、まあ、なんとかといった感じでした。

使用したパワポは最近、地域活性について考えていることをまとめているので、アップしてみます。


補講資料(地域とシステム理論).ppt

公共の仕事を国や行政に任せきりにして、やれ税金が高いだの、やれ役所の窓口対応が悪いだの、社会になんの利益も生み出さない文句やつぶやきを垂れ流すのはかっこよくない。文句があるなら、自らの手で新しい公共を生み出そう。それが僕にとっての社会起業家です。
「新しい公共を生み出す挑戦」


これは、SFCのサイトに載っていたあるOBの社会起業家の言葉。かっこいいかどうかはさておき、「文句があるなら、自らの手で新しい公共を生み出そう」というのが広義のpolicy makingの理念のように思う。とても共感する。

一般に政策学は、目的実現のための手法や制度設計、評価に強い。他方で、歴史的にみた現状認識や価値観の問題に強くない。そういうわけで、例えば、社会政策の分野なら社会学者と、医療の分野なら医者や医療経済学者と組めば生産性が高いように思う。

今日は昼からハスキーズギャラリー( http://www.huskys-g.com/ )で、茅ヶ崎C-リング(http://www.emeroad-chigasaki.com/c-ring/)や地域通貨について、杉村さんとハスキーズギャラリーの加藤さんにお話を伺ってきました。

杉村さんは、多くの地域活性化活動に参加されていて、企画や活動のコーディネート、コラボレーションをされています。湘南スタイルでもご一緒させていただいています。また、地域活性の分野では有名なblogger(「杉ちゃんが行く4」http://sugimura4.exblog.jp)でもあり、Excite Blogの容量が一杯になり、なんと4つ目だそうです。さっそく今日の模様もアップして頂いていました(http://sugimura4.exblog.jp/8988118/)。

加藤さんはハスキーズギャラリーで、ジャズを中心に様々なイベントを開催しており、茅ヶ崎C-リングをはじめコミュニティ・ビジネスの観点でさまざまな社会貢献活動に携わっておられるアクティブな方です。

やはり現場や実践されている方のお話は、ともすれば観念的な思考に留まってしまいがちな僕らの思考プロセスをしっかり現実に引き戻してくれます。ありがとうございました。

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「茅ヶ崎C-リング」はこちら
http://www.emeroad-chigasaki.com/c-ring/

「杉ちゃんが行く4」はこちら
http://sugimura4.exblog.jp

「音楽とアートのおしゃれ空間・HUSKY'S GALLARY」はこちら。
http://www.huskys-g.com/

先週の土曜日、体調不良の身体を引きずってひさびさに塾に出てきた。4コマ。

生徒に筑波大付属駒場の高1の生徒がいる。彼がいま、高校でやっているテストの内容を見せてもらって驚いた。彼は文系だが、数学の授業では、英語で写像に関する問題が出され、英語では、古代英語に関する中級テキスト並の評論文が出されていた。

詰め込みではない、自然な形で学力の向上が期待できる素晴らしい問題だと思った。いわゆる「進学校」ではなく、トップ・オブ・トップの強さはきっとこういうところにあるのだろう。そして、ゆとり教育が目指したのは、本当はこういう教師の創意工夫だったはずだ。でも、悲しいかな、今も当時もいわゆる「普通の学校」には、どう見ても自由に創意工夫を行うだけの余裕はなさそうだ。

これから日本がやっていくために不可欠になるはずの、小さな創造力や構想力を広く養うメカニズムは、どのように設計すればいいのだろうか?

「茅ヶ崎」×「地域活性」で、情報を得ようと検索していたら、このblogの過去記事「茅ヶ崎市への三つの政策提言 ・周辺都市との恊働による「湘南」の創造 ・創発型地域活性 ・政策パターンの導入と実践」(http://web.sfc.keio.ac.jp/~ryosuke/tippingpoint/2008/06/post-70.html)がトップにヒットしました。茅ヶ崎市にプレゼンしたときのスライドなんかをアップしたものですね。驚きました。

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以前、21世紀政策研究所で編集と日本語化のお手伝いをさせてもらった「通信と放送の融合法制の在り方について」記録が完成したようです。

日本の通信と放送の融合法制は、地デジ化やコンテンツ産業の将来とあわせて考えると大変興味深い問題です。

湘南のポータルを通じて、地域活性を試みていらっしゃるNPO 湘南スタイル(http://www.shonan-style.jp/)さんとミーティングとディスカッションをしてきました。

湘南の地域活性をwebや茅ヶ崎市との共同事業を通じて実践されている湘南スタイルさんの取り組みは大変興味深く、いろいろお手伝いできればと思います。

多くのNPOも同様だと思いますが、手弁当でweb製作からプロジェクトの企画立案・実現に取り組んでいる姿には頭が下がります。他方で、そうした参加者に過剰に負担がかかるメカニズムは長期的に見れば長続きしないとも思うので、様々なプロセスの効率化や最適化などの面でもお手伝いできればと思います。

湘南スタイルさんは、最近では、「おいしい茅ヶ崎」(http://www.shonan-style.jp/oishi-chigasaki/)という茅ヶ崎市との共同プロジェクトを通じて、茅ヶ崎における総合的な農業支援の取り組みも行おうとされています。

以前、某研究費の申請を行ったときに大変お世話になった事務関係の方々だけども、この告知の意図は全く分からない。よく思うけど、部署によって随分仕事が違う。

各位

フィールド研究1、2(学部設置科目)およびフィールドワーク関連科目(大学院設置科目)の事前申請提出締切についての質問が増えております。提出締切についてはA館およびΤ館掲示板でお知らせしております。必ず各自確認をしてください。

なお、提出に際してはガイドラインを十分に読み、指導教員から指導を受けて下さい。


〆切の問い合わせが増えているなら、最初からwebで告知すればいいし(学生はだいたい皆、見てる)、結局この告知でも〆切の日付は告知されていない。何が何でも掲示を見ろ、と? そのココロは...??

書いたらどこかから怒られそうだから、みんなmixiなんかではバンバン書いてても、blogでは書かないんだよな。

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体調があまりに悪いので、1000円のユンケルを買ってみた。10分後、血流がよくなって、手の先があったかくなり体調が良くなった気がしたのはプラシーボ効果か...

これでイギリスで読んだ日本の本すべて。
他に現地で3冊本を買ったのだけど、まだ全部は通読できていない。

「下流」を扱うブームに呼応してか、最近は「上流」の生態について扱う本が増えてきた。この本は、投資やベンチャーで財を成したアメリカのニューリッチたちの生態を記述している。特に、従来の富裕層、「オールドリッチ」と対比的な記述が興味深い。個人的にも、「下流」よりは「上流」のケーススタディのほうに興味がある。


この本は芹沢一也さんの前著『犯罪と凶器』『犯罪不安社会』の内容を総括し、自分たちと異なる人間を切り離し、エンターティメントとして防犯を扱うことの監視社会的な危険性をして「ホラーハウス社会」と命名している。新書ながら事例的にも、概念的にも詰まった、かつ非常に読みやすい一冊。

創造都市やクリエイティブシティの歴史や概念的バックグラウンドについて詳しい。ともすれば、ケースだらけになりがちな地域論や都市論の一分野に位置するクリエイティブシティを学術的に学ぶ上で重宝する。

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